市街地 湧き水巡り
北から女鳥羽(めとば)川、南から田川(たがわ)、東から薄(すすき)川、西から奈良井(ならい)川と松本市内を縦横流れるこれらの川は、かつて城を守る堀として活用され、船による物資の輸送にも利用されました。四方の山から流れ出す水量豊かな川が、みずみずしい景色をつくりだし、町のあちこちに見られる湧き水が、水都・松本の名所になっています。
源智(げんち)の井戸
天保14年(1843)に刊行された「善光寺道名所図会」によると、町の酒造業者はことごとくこの水を使い、歴代の領主は制札を出してこの清水を保護したといいます。
享保年間(1716〜36)に源地を水源に中町、本町に引水するようになっても、この井戸だけは引水を許さなかったそうです明治 13年(1880)の明治天皇松本巡幸の際は、この水が御膳水として使用されました。正に「当国第一の名水」です。
伊織霊水(いおりれいすい)
貞享3年(1686)重税に反対した農民一揆「嘉助騒動」に関わった農民たちの助命・救済に奔走した武士、鈴木伊織が眠る墓の入り口に湧いています。百円周遊バス「タウンスニーカー」の停留所名にもなっています。
鯛萬(たいまん)の井戸
お城の東、裏町にある湧水。当地区は商人町であると同時に職人町として物販、飲食、娯楽の中心として発展してきました。鯛萬の井戸はかって割烹料亭「鯛萬」があったことから呼ばれるようになり、平成15年に小公園として整備しました。
こちらもご覧ください。
槻井泉(つきいずみ)神社湧泉
古来からこんこんと湧き出ており「清水」の地名もこれに由来します。 江戸時代にはこの水によって染色や製糸の産業も行なわれ、この地のシンボルになっていた泉です。背後には、ケヤキの大木をご神木に抱く槻井泉神社があります。
北門大井戸
新町のバス停を下った公園の中、旧大柳町の北端の惣堀を埋め立てた中に位置しています。このあたりは城内でも泉が多く、柳の木があったので柳町の地名になったといわれており、多くの井戸は城下の人々の生活を潤していました。
こちらもご覧ください。
![]() 女鳥羽(めとば)の泉 |
![]() 徳武(とくたけ)の井戸 |
![]() 地蔵清水(じぞうしみず) |
![]() 辰巳(たつみ)の湧水 |
![]() 北馬場(きたばば)柳の井戸 |
![]() 源智(げんち)の湧水 |
![]() 妙勝寺(みょうしょうじ)の井戸 |
![]() 石井味噌倉井戸 |
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