トコ トコ トザン(信州松本登山ガイド)

御嶽山 黒沢口〜剣ヶ峰

〜信州松本周辺の山案内〜
今回は、御嶽山 を紹介します。

赤いそばの花と御嶽山御嶽山は、長野県木曽郡木曽町、同郡大滝村、岐阜県高山市と下呂市にまたがる台形の美しい姿の山です。広い山頂部には、最高峰の剣ヶ峰(けんがみね、標高3067m)の他に、摩利支天山(まりしてんやま、標高2959m)、継子岳(ままこだけ、標高2859m)、継母岳(ままははだけ、標高2867m)があります。日本百名山の一つ。池や滝も多く、山頂部には一ノ池から五ノ池までがあります。宿泊すれば池めぐりもできます。
死火山(今では使われない言葉)だと思われていましたが、1979年10月28日には大規模な水蒸気爆発を起こし、松本にも火山灰が降りました。今でも山頂付近で噴煙をあげています。
御嶽信仰の霊山で、信者の登山が7月から8月の間のため山小屋の営業もこの期間のみのところが多い。各宿にご確認下さい。「御嶽山の山小屋ガイド」をご参照下さい。
登山口は、黒沢口、王滝口、開田口、小坂(おさか)口、日和田(ひわだ)口が主な登山口ですが、濁河(にごりご)温泉とチャオ御岳スノーリゾートからも登山道があります。
御嶽山 黒沢口〜剣ヶ峰 地図
登山計画書の提出先は木曽警察署 メールでも提出できます→こちら

松本からのアクセス

マイカーの場合:国道19号を塩尻方面に向かい、19号線をさらに木曽町まで進み、信号機「元橋」で右折し、県道20号に入り、「ホテル木曽温泉」までは案内標識の「高山・開田」方面に進みます。「ホテル木曽温泉」の交差点で左折して御岳ブルーラインに沿って行きます。「ホテル木曽温泉」の分岐から約8kmで御岳ロープウェイの鹿ノ瀬駅に到着します。松本から約2時間。
公共交通機関の場合:松本駅からJR中央本線に乗車「木曽福島駅」下車。電車乗車時間約60分。木曽福島駅からは、おんたけ交通バス「御岳ロープウェイ線」に乗車。バス停「御岳ロープウェイ」で下車。バス乗車時間65分。

ロープウェイを使って7合目まで

黒沢口は覚明(かくめい)行者によって1785年に開かれた最古の登山道です。今は、御岳ロープウェイを使って7合目まで一気に上がることができます。鹿ノ瀬駅(1570m)無料大駐車場あり→飯森高原駅(2150m) 所要時間14分
運行時間は時期により変わるのでご確認下さい。

飯森高原駅(七合目)〜女人堂(八合目) 65分(休憩含む)

運動会のような登山口階段が続く
飯森高原駅からしばらく歩くと登山口があります。カラフルな旗が運動会かお祭りのようです。一ノ又行場山荘すぐ脇を通り登っていきます。多くの信者が登るだけあって道は良く整備されています。木の階段になっているため、かえって歩幅が合わず歩きにくい感じもします。

女人堂〜覚明堂(九合目) 100分(休憩含む)

女人堂の近くにトイレがあります。チップ制。
女人堂から右手は三ノ池への登山道。剣ヶ峰に行くには左手に進みます。森林限界となり展望が開けます。ハイマツやナナカマドが生い茂っているので素晴らしい紅葉が眺められるはずだったのですが、2007年は残暑が厳しく紅葉が遅れていました。この日の松本は30度を超える暑い日でした。
紅葉はまだまだ美しい山裾
ゴロゴロの足場になり歩きにくくなってきます。
石室山荘の下の紅葉
九合目の石室山荘の下でようやく紅葉が見られました。

覚明堂〜剣ヶ峰 35分

王滝口からの登山者
ここからは今までよりも坂が緩やかになり眺望も良くなりそうでしたが、ガスが出始めて眺めを楽しむことができませんでした。王滝口から登ってきた人たちが見えました。
頂上へ続く階段御岳頂上山荘から剣ヶ峰頂上に続く道は、登山道と言うよりも参道でした。立派な石の階段です。こんなことになっているとは思いも寄らなかったので、かなり驚きました。階段の一段一段をゆっくりゆっくり登りました。

剣ヶ峰頂上

頂上の御嶽神社雲間の二ノ池
頂上の御嶽神社にも驚きました。霊山だけあってとても大事にされているのが伝わってきます。御嶽山は山というよりは、全体が神社のようです。
頂上の眼下には二ノ池が雲の間から見られました。水量はかなり少なくなっているようですが、緑とも青とも言えない微妙な新橋色のような水の色がさらに御嶽山を神秘的にします。日が射すと変化する水の色がとても良かったです。

剣ヶ峰〜女人堂 100分(休憩含む)

頂上下の剣ヶ峰旭館の近くにトイレがあります。チップ制、トイレットペーパーなし。
剣ヶ峰旭館から地獄谷方面を見ると噴煙が見えます。硫黄臭もしました。
下りは御岳頂上山荘から20分くらいガラガラ、ジャリジャリの石だらけの道で滑りやすく大変でした。ストックをそれぞれ2本持っている二人組みがストックを上手に使いながら土煙を上げながらあっという間に下っていく姿に驚きました。

女人堂〜飯森高原駅 60分

3時ごろ女人堂で珈琲(500円)を飲んでいると、鐘つき場の場所を尋ねる女性がいました。鐘つき場は女人堂から30分ほど登ったところにあるのですが、その女性の格好が買い物帰りのような井出達だったので、そのことに驚きました。飯森高原駅から女人堂までの道が良く整備されているにしてもスカートに肩掛けバッグで来るとは。しかも手にはビニールの手提げ袋を持っていました。
良く整備された道は翌日にふくらはぎの筋肉痛の原因になりました。油断していた自分が悪いのですが、下りの階段はふくらはぎに響きました。下山後は温泉で丹念にふくらはぎをほぐすといいでしょう。

お薦めの店

 
道の駅三岳(みたけ)
道の駅 三岳ほかほかの柿の葉寿司
時間があれば登山前に寄ってみてください。三岳の女性たちが中心になって運営している道の駅です。敷地内にある隣接の加工場で、お餅、ちらし寿司、おにぎり、漬物などを作っています。
この日、私たちは7時15分ごろ立ち寄りました。営業時間は8時からですが、お客さんがいると早めに開店してくれるそうです。写真の柿の葉寿司は出来立てで温かくその場で食べました。下には柿の葉が敷かれ、紅葉していました。まだ里では柿の葉は紅葉していないのに不思議でした。
  住所:長野県木曽郡木曽町三岳10491-9
  電話:0264-46-2011(代表)

御嶽山は1日だけの登山では満喫できないような気がします。池も滝も見所がいっぱいあります。四ノ池から約90mの落差の滝があるそうです。名前が「幻の巨大滝」となっていて、なぜ幻なのかとても気になります。いつか池めぐりをしながら「幻の巨大滝」も見てみたいものです。

  【2007年9月22日 登山者・記事 アルプスちえみ】


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