トコ トコ トザン(信州松本登山ガイド)

笠ヶ岳、登山。

        ~信州松本の山案内~
今回は北アルプスの岐阜県側に位置する名峰「笠ヶ岳」標高2898mを紹介します。

               
                   
018「笠ヶ岳」は、丸いお椀型の突起状の山頂がなだらかな稜線にポッカリと出ている
特徴的な山容で、どこから見ても一目で分かる山です。 笠を伏せたような形状を
している事から「笠ヶ岳」と名づけられたようです。標高は2898m。登山口である
新穂高温泉からの標高差は約1400mもあり、登山道も急で、1日の歩く時間が長く、
山頂直下の山荘までは山小屋が無いために、熟練者向けのルートかも知れません。

今回は「笠新道」から上がり→「杓子平」→「抜戸岳」→「笠ヶ岳」へと登るルート
を歩きましたので、ご紹介したいと思います。

                  
                         

アクセス

019松本市から、「笠ヶ岳」への登山口である「新穂高温泉」までのアクセスは
「西穂高」のページをご覧下さい。→「西穂高岳
登山口には、この画像の「登山指導センター」の建物があります。ここで登山届を
出して、トイレを済ませてから出発します。
                      
                             

新穂高温泉~左俣林道を歩いて~笠新道分岐(45分)

020「登山指導センター」の建物の前のこの大きな橋を渡ってから、登山スタートです。
この先に左俣林道が続いています。登山地図を見てもこの辺りの詳細は書かれて無い
ので、知らない人は新穂高ロープウェイまで行って少し迷う方もいらっしゃるよう
です。(ロープウェイの先からも登山道までは道がありますが、少し判り難いかも
知れません・・・)
                      
                       
023登り始めてスグの「左俣林道」は、砂利とアスファルト舗装の入り混じった広い林道
を歩いて行きます。 これから登っていく左側の山肌には、垂直の岩壁が所々に突き
上げるように聳えていて、とてもカッコ良かったです。
                   
                      
024新穂高温泉をスタートしてから約45分ほどで、この画像の「笠新道」の分岐点に到着
です。 このまま左俣林道を進んでいくと双六岳などへ登って行く事になります。
ここに水場があるので、水筒を美味しい水で満タンにして、僕たちは「笠新道」の
石階段を左へと上がって行きました。
                         
                        
                      

笠新道分岐~杓子平(約4時間30分)

025「笠新道」に入ってから、一気に急な登りになります。最初は森の中を進む
石の階段のような登山道です。とても急な登りなのでペースに注意しながら
足が悲鳴を上げないようにゆっくりと登っていきました。
                   
                      
027「笠新道」は超急登なので、一気に高度が上がって行きます。少し登ると視界が
一気に開けてきて、遠くに乗鞍岳も見えました! 急登なのですが岩の階段が
とても歩きやすい歩幅で作られていてとてもイイ感じの登山道でした。  
                      
                        
032そして、「笠新道」の上部は、岩がゴツゴツしている中を登って行く事になります。
向かう先にはバットレスのような岩峰も見えてきました。 この辺りでは日向に
なり陽射しがとても強くて、とても暑かったです。 水分補給をこまめにしたい
ですね・・・。
                 
                        
033後ろを振り返れば、「槍~穂高連峰」が全て見渡すことが出来ました!!
この景色は、長野県・松本市側とは反対側の景色になります。 この景色は
思わず叫び声を上げたくなるぐらいに、素晴しい山岳景色だったのでした!
                    
                      
035そして「笠新道」の稜線を越えると、そこには「杓子平」の素晴しい広がりと
目的の山頂である「笠ヶ岳」(左)が見えてきたのでした! ここの景色も
本当に、広がりのある最高の山岳景色で、感動的でした!
                        
                              

杓子平~抜戸岳稜線~笠ヶ岳山荘(約2時間30分)

038登山道は広大な広がりの「杓子平」を通って、一路右側の峰「抜戸岳」へと
登って行きます。この辺りの広がりも、この時期は一面「お花畑」になって
いたのでした! この時期はハクサンイチゲ、チングルマ、キンポウゲなど
たくさんの高山植物が咲いていました。
                 
                   
040「杓子平」から稜線までが、最後の急登の登山道になります。 「笠新道」の
急登を登ってきた後のこの場所が一番しんどく感じました。頑張りどころです。
最高の山岳景色と高山植物の花に癒されながら、ゆっくりと楽しんで登って行き
ました。
              
                    
043そして、笠ヶ岳の稜線に到着しました! ここからはもう稜線なので平行的な
登山道が「笠ヶ岳」まで続くだけです。 とにかく、杓子平~この稜線までの
景色が本当に最高はぐらいにキレイでした!
                   
                         
048目の前に「笠ヶ岳」を見ながらの、この稜線歩きが、もうトンデモないぐらいに
気持ち良かったのでした! 歩きはもう平行移動で楽チンですし、この日は風が
冷たくて気持ち良かったですし、景色は最高で、天空の楽園のようでした!
                     
                        
051稜線の中に一ヶ所だけ「抜戸岩」と言われる岩場がありました。 と言っても
クライミングではなく、この岩と岩の間を抜けていくように歩いて行きます。
                    
                        
049今年は残雪が多いらしく、所々でまだ雪渓が残っていました。 緩い斜面の
トラバースなのでアイゼンまでは必要ありませんが、雪が硬くて一度滑ったら
止まれない感じだったので、細心の注意が必要だと思いました。
             
                    
055そして、稜線に出てから約1時間ほどで、やっと「笠ヶ岳山荘」に到着しました!
「笠ヶ岳山荘」は、とてもキレイでコンパクトな山荘でした。ここで1泊したら
この最高の景色を見ながら1晩過ごせて、朝日も夕日も見れて、最高の気分に
なれるのだろうな~!、と思いました。 ビールやスイカ、お昼の食事も充実
したメニューがありました!
                      
                      

笠ヶ岳山荘~笠ヶ岳山頂(15分)

057笠ヶ岳山荘で休憩と水分補給をさせて頂いた後、いよいよ「笠ヶ岳」の山頂へと
アタックです! 山荘から山頂までの最後の登りは、良い感じの「岩畳」の登山道
でした。でもちょっと浮石に注意でした・・・。
                 
                   
063そして、やっと「笠ヶ岳」山頂(2898m)に到着しました!
長い長い登山道を歩いて登ってきて、喜びひとしおでした。
                    
通常の登山だと、新穂高登山口から笠ヶ岳山頂までのコースタイムは約8時間程
になりますので、この後「笠ヶ岳山荘」かテントで1泊してから、翌日に下山
という1泊の行程になります。
                       
                        
058笠ヶ岳山頂には、この画像の「笠ヶ岳播隆堂」と言う祠が立っていました。
そこには真鍮のプレートで、笠ヶ岳に登られてきた人たちが書かれていたの
ですが、初登の人は何と!230年以上も昔の1782年に高山市のお寺の住職の
「なんねい上人」という方らしいです! そして「播隆上人」も1835年に
登頂されているようです。そしてウォルター・ウエストンさんも1894年に
登頂と書かれていました・・・。
                   
                      

下山。笠ヶ岳山頂~新穂高温泉(約6時間ほど)

066今回僕たちは、登ってきた道をそのままピストンで下山していきました。
帰りの「笠新道」の急な下りの道が、帰りは疲れていてとてもつらかった
です。 
                            

「笠ヶ岳」は、クリヤ谷ルートでも、この「笠新道」ルートでもどちらも
通常だと、登り8時間程、下り6時間ほどかかります。途中に山小屋も無い
ので補給も出来ません。なので上級者向けの1泊2日の登山コースだと思い
ました。でも晴れたら、杓子平から見た笠ヶ岳の景色や、槍~穂高連峰が
全て見える北アルプスの景色は本当に最高に美しいと思います。 時間が
かかるので朝早くから登り始める登山計画で、ぜひ挑戦してみて下さい。 
           
                
               
【2017年7月21日実施 登山者・記者:ハタゴニアン】
                    
                     
                       
                       


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