トコ トコ トザン(信州松本登山ガイド)

やまたみ登山学校 第10回机上講習「スノーシューで雪山を歩こう・天気図」

スノーシューで雪山を歩こう

スノーシューを手にとってみる前回の冬山装備の講習に続いて、今回は、スノーシューについて詳しく教えて頂きました。

登山とスノーシュー

アラスカの平原を歩く歩行道具から開発されたスノーシューは、以前は、平地向きで、山を登ったりトラバースする(斜面を横に行く)のには不向きでした。しかし、最近は登山用に改良されてエッジ付きのものが開発され、今や、雪山登山に欠かせない道具になっています。

スノーシューの特徴・ワカンとの違い

登山用のスノーシューが開発される前は、登山にはワカン(和かんじき)が使われていました。
スノーシューの特徴として、
・ワカンより雪と接する面積が大きく、深い雪でも潜りにくい
・かかとが上がるので、足全体を上げて歩行するワカンより自然な歩行ができる。
ということがあります。

スノーシューの歩き方

坂を上るワカンと対称的に、上下運動せず、滑らせて引きずる感じ。摺り足の要領でかかとを上げて足を前に出すと、先端が自然に雪の上に出て快適に歩けます。
装着する時は、必ず、足の外側で留め金を留めてください。

登山用のスノーシューの選び方

・山歩き用なので、大き過ぎないもの(男性65cm・女性55cmぐらい)
・軽くてしかも素材強度が十分なもの
・着脱しやすいもの
価格的には1万円台〜4万円台まであるそうです。
ヒールが立ってます(登山用のスノーシューは上り坂のときにヒールを立ち上げてかかとを乗せることにより歩きやすくなります。平原用のスノーシューとはここが大きな違いです。)

<記者の感想>
スノーシューと言えばハイキング用というイメージでしたが、今は冬山登山の必須アイテムということがわかりました。講師の高橋さんも「以前は使う気がしなかったが、使い始めて良さがわかった。」とおっしゃってました。蝶ヶ岳の山頂までスノーシューで行かれたそうです。さっそくスノーシューを履いて出かけたくなりました。

天気図について

前回の天気の基礎知識に続いて、天気図と、高気圧・低気圧について教えて頂きました。

天気図の必要性

地図に山の情報が詰まっているように、天気図には登山で最も重要な天気を予測する情報が詰まっています。
NHKラジオ第二放送で1日3回放送される「気象通報」を聞きながら登山家が自分で天気図を書くことは、山小屋でTVや携帯で天気予報が見られるようになった今は減りました。が、今でもそうやって天気図を書くと、天気の勉強になります。

高気圧・低気圧・前線

天気の予想は、高気圧・低気圧・前線で行ないます。

二つ玉低気圧:二つの低気圧が並んでいる場合で、発達して一つの強力な低気圧になることが多く、過去に、しばしば、大きな遭難の原因になりました。
移動性高気圧:これに覆われると2・3日天気が良い。
停滞前線 :長期間荒天になる。
台風一過:台風の後は、高気圧から大量に空気が吹き出し、寒気が入って荒天になり、遭難の原因になることがある。
南岸上の低気圧:八ヶ岳付近でなだれの原因になる。
:午前中天気が良くても、午後、寒気が入って起きることがある。予測は難しい。

<記者の感想>
講師の高橋さんが「山に行った時の天気を下山してから確認すると勉強になる」と言っていました。行く前には気合を入れて天気予報を見ますが、帰ってきてからそのようなことをしたことがありませんでした。天気は常に気にかけたいものです。

          【記者:常念あきら・アルプスちえみ 1月8日実施】


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