トコ トコ トザン(信州松本登山ガイド)

乗鞍岳~十石山、稜線歩き。

  ~信州の山案内~
今回は、松本市西部にある3026mの「乗鞍岳」から~、先日登ってきた「十石山」へと続く、
この画像の稜線歩きをご紹介したいと思います。天気がよければ、稜線歩きは最高の景色が
楽しめます!

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松本市からのアクセス

松本市から乗鞍岳の「畳平」までのアクセスは、「乗鞍岳」のページをご覧下さい。→「乗鞍岳
              
                      

畳平~乗鞍大権現社(約2時間半)

008乗鞍高原・観光センターからシャトルバスに乗って「畳平」に到着したら、
岐阜県側の乗鞍スカイラインを一路「平湯」方面へと道路を歩いて行きます。
マイカー規制があるとは言っても、シャトルバスや専用タクシーは走って
いますので、必ず道路の脇を歩くようにしましょう。
            
               
018乗鞍エコーラインを少し進むと、「桔梗ヶ原」という右側がハイマツの海に
なっているところを通ります。風が通り抜けるとハイマツの海が風に揺れて、
波が立っているように見えて、本当に海みたいに見えてとてもキレイです。
                
                  
014天気が良ければ、乗鞍スカイラインの向こうに、槍~穂高連峰が真正面に
大きく見えてきます! 岐阜県側ではありますがここの景色は感動します。
              
                  
020上記の画像の先のカーブを曲がって少し行ったところに、「十石山登山道」の
この看板があり、ここから稜線歩きの登山道が始まります。 最初はここから
階段状になった登山道を下って行きます・・・。
              
               
022最初の下りセクションの左側には、乗鞍岳の23峰のひとつである「四つ岳」が
一際大きく見えます。 この登山道を歩いていると近くまで行くので、とても
大きく感じるのです。
               
                  
036「姫ヶ原」という窪地まで下ったら、そこからは最初の峰である「硫黄岳」まで
少し登り返します。このアップダウンが稜線歩きの楽しいところでもあります。
この辺りの登山道の道端には「クロマメノキ」が足元で赤く紅葉していました。
とてもキレイな道でした!
                    
                  
042登山道を歩いていくと「硫黄岳」の頂には登らずに、脇を通過していきます。
この後も、この登山道はハイマツの海の中をアップダウンを繰り返しながら
ドンドン進んでいきます。
                  
049時々、岩場のセクションもあったり・・・・、
               
058「笹ヤブの中にある白樺のオブジェ」があるようなセクションもあったり・・・・、
本当にこの「乗鞍岳~十石山の稜線トラバース」の登山道は変化に富んでいて
歩いていて面白いです。
               
                     
066そして、登山道が木が密集している森の中を通るようなところになってから
少し登ると、この看板のある「平湯と十石山の分岐」に到着します。
十石山へ行く僕たちはこの分岐を右へと進みますが、この分岐の左には
「乗鞍大権現」の社があるので、そこで少し立ち寄って休憩しました~。

068この「乗鞍大権現」の社は、上記の分岐のスグ左側にあります。
乗鞍岳は、古く大昔は「位山(くらいやま)」と呼ばていて、宗教的な修行の
山だったのです。信州側では乗鞍高原山麓の梓水神社付近に遥拝所があったと
みられていますが、岐阜県側からは平湯からこの登山道を通って乗鞍岳山頂へ
登られていたようです。なのでこの登山道の稜線に上がったこの分岐の場所に
「乗鞍大権現」の社が建てられたようです・・・。 飛騨側にはいくつもの信仰の
道が作られ、麓には乗鞍神社がいくつも建立され乗鞍信仰が盛んだったようです。
円食上人と木喰上人が修行のために登ったと伝えられています。
                   
                        
                     

乗鞍大権現社~十石山(約1時間半)

070乗鞍大権現の社を後にして、分岐を右側へと進んで行きます。スグに岩場の
セクションになっていきます。 この辺りは登山道がとても分かりにくくて
違うところへ入っていくと道に迷ってしまいます。 ここはかなりの注意が
必要なセクションでした。
          
                   
074その後、15分ほど登りが続きます。このセクションを登りきったところが
岩場になります。ここが「金山岩」と呼ばれる峰です。(でも、金山岩は、
乗鞍岳23峰の一つではありません・・・)  
                   
                    
12071339_629031993903054_1885322286_n[1]ガレた岩場を越えて登って行き、「金山岩」の頂に立ちました~!!
ここからの眺望は最高です!!
                   
084乗鞍岳の景色です。
真ん中少し左に尖っているのが、3026mの主峰「剣が峰」です。
一番左の丸い峰が「高天ヶ原」。 一番右側が「里見岳」だと思います。
                    
087北側には、「槍~穂高連峰」が圧倒的な存在感で見えました!
十石山から見る穂高連峰は、とても近くに感じられて、大迫力でした!
                
                 
079「金山岩」を越えても、まだまだ稜線の登山道は続きます。 ここからは
ハイマツや笹ヤブがすごくて、登山道を飲み込んでいるかのようにヤブに
なっていて、登山道が分からなくなる程でした・・・。 ハイマツの海の中を
ザブザブと進んでいるような気分でした・・・。
                
088そして、時々はハイマツの中に入ってトンネルを潜っていくようにして
進んでいきました。 
                
                  
091途中の岩場を何回もこなして、ハイマツの中をザブザブと頑張って進んでいくと
分岐から約1時間ぐらいで、やっと!「十石山」が近くに出てきました!!
ここまでくると、あともう少しです。 最後の最後もハイマツの海の中を
進んでいくことになります。
                
    
092そして、乗鞍岳・畳平を出発してから約4時間ほどで、ついに!「十石山」の
山頂に到着しました~。 「十石山」の山頂はハイマツの海の中にありました。
何だか、とても「十石山」らしいと思ってしまいました・・・。十石峠避難小屋の
方向から来ると、分かりにくいかも知れません。
               
                 
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そして、先日も来た「十石峠避難小屋」で、またお昼ご飯を食べさせて頂きました。
この日も風がとても強い日だったので、小屋の中で快適にランチを食べる事が
できました。 感謝、感謝です。
                 
                 

十石峠避難小屋~白骨温泉(約2時間半)

097十石峠避難小屋からは、白骨温泉へと下る登山道を歩いて帰って行きました。
白骨温泉側の登山道の下りは、前回の「十石山登山」のページを参考にして
下さい。→「十石山
                      
                        
今回は天気が良くて素晴らしい山岳景色を楽しみながら歩くことができました。
この、乗鞍岳~十石山の稜線の登山道は、登山地図では点線のヴァリエーション
ルートになっているか、もしくは点線も無い地図もあります。 それぐらい古い
登山道という事なのでしょうか? でも、登山道は比較的しっかりとしていて、
歩きやすいと感じましたが、岩場のところがルートファインディングにとても
苦労したり、ハイマツの藪になっていて登山道が分からなくなっている箇所も
ありました。普通の登山道とは一味違った感じで、とても迷いやすいルートです。
もしこのルートを歩いてみたいと思われる方は、地元乗鞍高原のガイドの方と
一緒に行くことをお奨めします! 
                
                 
                   
【2015年10月8日取材。 取材・登山者:ハタゴニアン】
               
                 
                       
                      
                       


乗鞍岳~十石山、稜線歩き。” への1件のコメント

  1.   通りがかりさんより

    金山岩から十石小屋までの間には登山道の崩壊地点が100m近く存在します。左右が切れ落ちた場所で、その部分の崩壊が激しいので、いつなんどき山肌ごと崩れるかわかりません。少なくとも今年の夏より崩壊が進行しています。また道と思われる部分の下が空洞になっている場所も何箇所もあり決して安易な気持ちで通れるルートではありません。難しいというより非常に危険なルートです。年々崩壊が進行しているので、行くなら保険をたっぷりかけて後に残す人のことを考えてください。

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