トコ トコ トザン(信州松本登山ガイド)

霧訪山

霧訪山(きりとうやま)は上伊那郡辰野町と塩尻市にまたがる標高1305.4mの里山。気軽に登れて展望がとても良いので人気があります。霧訪山という名前の美しさからも注目されているようです。
霧訪山へは小野神社側からのコース、山ノ神自然園からのコースがあります。山ノ神自然園からは最短の直接霧訪山に登るコースのほかに、大芝山を経由するコースとえぼしを経由するコースがあります。
今回紹介するのは山ノ神自然園から直接霧訪山に登るコースをご紹介します。

アクセス

まず塩尻中学校を目指します。この先上手く説明できませんが、塩尻中学校から北に向かう道があり、道なりに行きます。山ノ神自然園への看板が出てくるので注意して進んでください。
山ノ神自然園には簡易トイレがあるようなのですが、道の駅「小坂田公園」地図)で済ませておいた方が良いと思います。
山ノ神自然園から更に先に進んで登山口近くの駐車場まで行けますが、小さな川を渡るときに段差があるので車体の高くない車は下側をこすります。自然園に車を停めることをお薦めします。私の車はガリガリと音を立てていました。次に来た車もガリガリでした。
山ノ神自然園から登山口まではほとんど平らで徒歩15~20分くらいです。

登山口~鉄塔 25分

登山口は標高約820m。
ジグザグに折れ曲がった登山道を登って行きます。シーズンはじめで体が山モードになっていなかったので傾斜がきつく感じ、ゆっくりゆっくり登りました。小野神社側のコースに比べると登山道の傾斜はゆるやかです。登山道はよく整備されていますが、所々階段状に整備された所の土がえぐれていました。下りは特に気をつけてください。

鉄塔~ブナの別れ 30分


鉄塔が突然現れます。すがすがしく気持ちの良い眺めです。コブシの花が咲き始め、山に白い模様を作っています。
鉄塔からは傾斜がなだらかになり歩きやすいです。
下山途中の人とすれ違った時に「今日は最高だよ」と言われました。朝起きたときに北アルプスがくっきりと見えたので「今日は霧訪山に行こう!」と思い立ったのです。声を掛けてくれた方も同じ気持ちだったようです。

ブナの別れ~山頂 15分

大芝山方面との分岐の「ブナの別れ」から2分ほど歩くと道が二手に分かれます。左は直登で右はゆるやかな坂です。右手から登ることにしました。写真の赤矢印で登り、青矢印で下りてきました。

ここにはカタクリが群生しています。まだ咲いているものはありませんでしたが、1株だけつぼみをつけているものがありました。2週間後が見頃になりそうです。
二手に分かれた道は再び一つになります。そこには標識があり、直登は男坂、曲がりくねったゆるやかな坂は女坂と書かれていました。カタクリの咲く時期は男性にも女坂をお薦めします。女坂を7分かけて登りましたが、カタクリの花の時期は見とれてしまい、なかなか前に進めないかもしれませんね。

霧訪山山頂

登山口から1時間40分くらいかかると思っていたのですが、1時間10分程度で登れました。山頂に着いた人達は口々に「1時間ちょっとで来られたね」と驚いている様子でした。きつい坂がないのでほとんど休憩せずに登ってこられるので予定よりも早く着いてしまうのでしょうか。
この日の眺めは本当に最高でした。360°の展望。北アルプスがず~っと白く連なっているのが良く見えました。青い空に雪をかぶった白い山が映えて、さらに立体的に見えます。

風もなくポカポカ心地よくて1時間近く頂上でぐるぐると何周も眺めていました。
霧訪山は眺望の良さのほかにオキナグサも有名なようですが、ほんの少しだけ保護されて頂上にありました。花は既に終わっていました。

頂上~ブナの別れ 12分

男坂を下ってみました。ストックを使って下りたのですが、足元ばかり見てしまいちっとも楽しめませんでした。女坂を下ればよかったと思いました。

ブナの別れ~鉄塔 22分

登りでは気がつかなかったのですが、丸太のベンチがある展望台がありました。

鉄塔~登山口 20分

ダンコウバイの花が咲いていました。黄色の花に春の喜びと希望を感じました。小さな点々と咲いている様子がなんともかわいらしいです。

山ノ神自然園


今はミズバショウが咲いています。
これからいろんな山野草が咲きます。遊歩道もあるので下山後のクールダウンを兼ねて散策するのも楽しいでしょう。

記者の感想

霧訪山に登るなら春と秋がいいのではないでしょうか。それほど標高は高くないので夏は涼を求めて・・・とはいかなさそうです。カタクリの花と残雪の北アルプスの眺められる4月下旬から5月初めにかけてがベストだと思います。
下界から北アルプスが良く見えたら霧訪山に登ることをお薦めします。どこまでも見える北アルプスに感動します。

  【2011年4月17日実施 登山者・記者:アルプスちえみ】


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