トコ トコ トザン(信州松本登山ガイド)

飯盛山

飯盛山(めしもりやま)は長野県南佐久郡南牧村(みなみまきむら)にある標高1643.0mの山。清里・野辺山方面から見るとご飯を茶碗に盛ったように見えるので飯盛山と名づけられたようです。
山頂からは間近に八ヶ岳、遠くには妙高山、浅間山、富士山も見られます。
飯盛山へは野辺山高原平沢峠(標高1450m)と平沢口(標高1217m)から登る二つのコースがあります。
今回は平沢峠からのコースをご紹介します。


アクセス

中央自動車道小淵沢I.Cで下り、清里・野辺山方面に向かいます。(詳しく説明できなくてすみません)松本からは1時間40分くらい。
平沢峠の駐車場にはトイレがあります。清潔に清掃されていてたくさんあります。駐車場は午後5時閉場と書かれていました。お気をつけ下さい。

平沢峠登山口~飯盛山山頂 65分

登山家の田部井淳子さんが呼びかけ人となり自然に親しみたい20代~40代の女性ためのネットワーク「MJリンク」の飯盛山ハイクでの山行。参加者33名にサポーターらを加え総勢38名。
登山口から時々雨がぱらついていたので合羽を着て登りました。風も強く、登り始めは合羽を着ていてちょうどいいくらいでしたが、しばらくすると汗ばんできたため中の服を脱ぎ温度調整をしました。

登山道はよく整備されています。登山口から20分ほど歩くと道に雪がありました。2週間前はもっと残っていたそうです。雪が溶けてぬかるみになっている上に、雪がカチカチに固まっていたので慎重に登りました。
稜線に出ると樹林帯とは比べものにならないくらい風が強く吹きつけ、時々まっすぐに歩けずよろけていました。


八ヶ岳はすっぽり雲に覆われていて山容は全くわかりませんでしたが、眼下に広がる高原の美しい曲線に歓声をあげます。まだ芽吹きは始まっていませんでしたが、1~2週間後には芽吹きあらゆる緑色の木々のじゅうたんが広がるのを想像できました。
飯盛山の手前には平沢山があります。平沢山を通ったと思うのですが三角点にも標識にも気がつかず通り過ぎてしまいました。(通らなかったかもしれません) 平沢山は標高1653.0mで飯盛山よりも10m高く三角点もあるのに飯盛山のほうが人気があるのでしょうか?山岳ガイド本によっては飯盛山の案内の中に休憩するなら平沢山のほうが良いと書かれています。平沢山には草が生えているからです。

飯盛山山頂

飯盛山のてっぺんはゴツゴツと岩に覆われています。
山頂では全員で写真を撮ったり、各々の班で写真を撮って、すぐ下山。

飯盛山山頂~平沢峠登山口 50分


平沢山は経由せず少しショートカットしました。
稜線から樹林帯に入ると風の音はしても直接風に当たらないので歩くのが楽になりました。
田部井さんに「山頂で天候が崩れた時に身を守るには、稜線から外れて風から身を守ることがわかりましたね」とアドバイスしていただきました。

後姿ですがピンクの帽子の女性が田部井さんです。傘を持っていました。ストック代わりのようです。

しし岩が見えてきました。登山口までもう少しです。

登山口に戻ってきました。

感想

飯盛山は初心者やシーズン始めの足慣らしに良い山だと思います。急坂もなく危険な所もないので家族でも安心して登れます。
6月からはいろんな花が咲き始めます。天気の良い日に360度のパノラマを楽しみたいものです。
雨の日の登山はあまり好きではないのですが、今回は新鮮な楽しさがありました。雲が垂れこめて眺望はそれほど良くなかったのですが、すこし眺望が良いと「わ~」と歓声があちこちで揚がっていました。男性とは比べものにならない高く明るい声のトーン。益々楽しい気分になりました。不思議な相乗効果です。

田部井さんがいろいろな話をしてくれた中で特に心に残った話を少しご紹介します。
春の山の季語は・・・「山笑う」です。(俳句を読まなくても覚えておきたい素敵な表現ですね。)
「家にいても1日、山に登っても1日」(単純な言葉ですがとても深い意味ですね。参加された方の中には勇気づけられたと言っていた方もいました。)
「人間の特長の一つは、二本足で長時間歩けることです。自分が元気でないと他の人を元気にすることはできません。歩いて鍛えて、自分で考える力もつけてください。そして日本を元気にしてください。」(東日本大震災についても思いを込めていました。)

田部井さんの話も他の37人の話も大変興味深く楽しい春の大交遊会でした。
MJリンクについては→ こちら をご覧下さい。

  【2011年4月23日実施 記者・登山者:アルプスちえみ】


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