トコ トコ トザン(信州松本登山ガイド)

西穂高岳 独標 2010冬期登山

独標1 2010年1月18日 西穂高岳にある「独標」(2701m)に行きました。このサイトでも冬の丸山夏の独標夏の西穂高が掲載されています。アクセスなどは、過去の記事を1部コピーして掲載しています。

松本からのアクセス方法

マイカーの場合:松本インターチェンジから国道158号線を上高地・高山方面に向かう。安房(あぼう)トンネルを抜けて岐阜県に出たら国道471号線を北に向かい、栃尾温泉で右折して県道475号線に入り、新穂高温泉に向かう。新穂高ロープウェイには、バスターミナル前下に登山者専用無料駐車場(2010年1月現在)があります。
公共機関利用の場合
 松本電鉄バス松本高山線バス停「平湯温泉」下車して、濃飛バス松本線に乗り換え バス停「新穂高温泉」下車
 松本電鉄バス 松本新穂高温泉線 バス停「新穂高温泉」下車
 濃飛バス 松本線 バス停「新穂高温泉」下車
※松本インター前には駐車場がありますが、週末には満車になる場合があります。ご注意下さい。

1日目

無料駐車場駅 松本市街地からマイカーで、約1時間半 8時15分頃新穂高ロープーウェイ乗り場に到着 駅手前、バスターミナル前にある「登山者無料駐車場」に車を停める。
冬季の始発は、朝8時45分。大型バスがどんどん到着して乗り場は大勢の人が列を作っています。ロープウェイは、臨時便で対応。
満杯のロープウェイに乗り、1度乗り換えて「西穂高口駅」に到着。

新穂高温泉ロープウェイ問い合わせ 
上高地観光アソシエーション 0263-95-2405
新穂高ロープウェイ(通年営業) 0578-9-2252  

更に詳しい情報は、
通年営業の新穂高ロープウェイ(別画面表示)のHPをご覧下さい。


西穂高口駅〜西穂山荘 90分(休憩含む)

口駅行き
アイゼン(10本歯)を装着して出発です。月曜日ということもあり土・日に多くの人が登山し、雪も降らなかったおかげで、トレースがしっかりついていて、ほとんど道に迷わずに着きました。小屋の手前は、急登でゆっくりアイゼンのエッジを効かせながら滑らないように登ると、ふくらはぎにどうしても力入れてしまいます。お天気がいいので、歩いていると、とても暑くなり、歩き始めてすぐに、上半身は、オールシーズン用のメリノウールの長袖Tシャツとゴアテックスのジャケット2枚で十分でした。

西穂山荘

西穂山荘ラーメン
西穂山荘12時前に山荘に到着。
山荘でチェックインして、持参したおにぎりと名物の「西穂ラーメン」を食べました。とんこつと醤油の2種類あり、それぞれトッピングが違いました。噂どおりの美味しいラーメンでした。

西穂山荘~独標 往復120分 

西穂道1独標2
コースタイム 120分 行き1時間15分 帰り45分
山荘までの道程は、森林の中を歩いていたので、穏やかな環境でしたがここから先は、稜線歩きになるので、風がとても強くて、寒さと強風の中の歩きになりました。風が当たる側だけが異常に冷えてきました。
独標の手前から眺めると、岩場の猛々しさがとても美しく心躍ります。岩場が続きますが、温度が高かったおかげで、岩も凍ってなくてアイゼンを装着していたので、足元も安定していて独標まで辿りつきました。その先は、夏山は日帰りで西穂岳頂上まで行きましたが、初心者なので行くことを控えました。
頂上頂上2
独標から、西穂高岳頂上を撮影 穂高連峰のひとつであるこの山は、いつ何度見ても神々しい姿に惹かれます。

奥穂img_9203.JPG
先ほどまで、とてもよいお天気でしたが、見る見るガスが出てきて、西穂の隣に見えているはずの奥穂高岳がガスに隠れ始めました。帰路も風に粉雪が舞い一面どんどんガスに覆われはじめました。

夕方5時ごろから、雪が降り始め一晩中吹雪いていました。やはり山の天気は変わりやすく、下界の天気予報は、気休めでしかないと改めて知りました。

西穂山荘小屋 夜

夕飯酒
夕飯は、18時から 夏の外来用の食堂が、受付兼食堂になっています。ご飯と味噌汁はおかわり自由で、豚バラ肉がふんだんに入り油が浮いているとん汁が、なかなか濃厚な味付けで美味しかったです。地酒もたくさん用意されていて、山の上にいながらも、とても贅沢な山荘です。
しかし当たり前のことですが、水は一切ありません。トイレの手洗いも消毒液のみですので、あしからず。

館内はとても暖かく快適で、部屋も個室を数名で使用するようになっていて、敷き・かけ布団と毛布が2枚用意されていて、朝までとても暖かく眠ることが出来ました。

2日目

朝焼け2ご来光2
昨夜の天気予報では、曇りでしたので朝起きて快晴なのでビックリしました。
雲ひとつない、空 朝焼け赤く燃え、八ヶ岳の方向から太陽が来光しました。

西穂山荘〜西穂高口駅 60分

img_9295.JPGimg_9298.JPG
昨夜雪が降ったので、帰りはアイゼンではなくわかんを装着して下山しました。わかん初心者なので、何度も左右の足でわかんを踏みつけて、深い雪の中で転びながら進みました。

今日は、天気予報では3月下旬並みの温度ということで、完璧な青い空と白い山が仰がれて最高の登山日和でした。ロープウェイ駅の展望台から記念撮影です。
左の肩に槍が見えます!

登山者の感想

びすたれ
山の善し悪しの要素に自然の力は大きいです。絶好のお天気に恵まれた山行きで、登山を楽しめたのもやはりお天気の力だったと思います。時々冬しか山に登らないという方がいますが、冬山はそれほどまでに人の心を魅了していく「魔」があるように思います。そのためにも、技術と知識と体力を十分に身に着けて臨みたいと思います。

【最新情報】

2008年の西穂高丸山で紹介されていた「お薦めの温泉」は、現在建物が取り壊されてなくなっていました。無料の温泉で公共交通機関を使った時には、下山後すぐに入浴出来る便利でお得な温泉でしたので、とても残念でした。

トコトコトザン関連記事は、
西穂高独標(別画面表示)のページをご覧下さい。
西穂高丸山(別画面表示)のページをご覧下さい。
西穂高岳(別画面表示)のページをご覧下さい。

        img_9151.JPG
独標の岩場を前にした時、心が騒いだ。征服したいというよりも、近づきたい、触れたいという畏れのような想いに心は捕らえられた。上に立ったとき至福の瞬間 いつも山には、登らせてもらっているんだと、感謝の気持ちで美しい空を仰ぎたくなる。

           【2010年1月18~19日 登山者・記者 ビスタレけいこ】


西穂高岳 独標 2010冬期登山” への2件のコメント

  1.   寛平ちゃんさんより

    こんにちわ、西穂高冬山登山の記録と写真を見せていただきました。天気が良くて登山日和で本当にきれいだったんだなーとうらやましく思います。
    近じか2月中頃~3月初めにかけて 1泊2日で(山荘泊まり)単独で計画をしています。
    登山歴は15年ほどありますが 冬山は今回が初めて 全くの素人です。そこで先に経験なされたあなたにアドバイスいただきたく、メールで失礼しています。下記いくつかの質問があります。教えていただけるとありがたいです。
    :目的は丸山の稜線&独標付近からの撮影です。:夜半の星空の撮影です。
     撮影時間は主に 夕方日の入り時間帯・早朝日の出時間帯です。
    1・アイゼンは持参しますがケーブル~山荘までで必要ですか?
    2・わかん持参しますが同じく必要ですか?
    3・丸山稜線ではアイゼン&ピッケル必要ですね?
    4・丸山稜線の道しるべはありますか=トレースがありますか
    5・独標手前の岩場ではザイル必要ですか?トレースありますか?
    6・そのた注意事項:アドバイス等 お願いいたします。 

  2.   ビスタレけいこさんより

    >寛平ちゃんさん
    わかる範囲で、質問にお答えします。

    1.アイゼン(10本歯)装着しました。
    このルートは、2箇所ほど急坂がありますですので、アイゼンを装着していても
    かなり滑りました。当日の状況を判断してみてください。

    2.わかんは、宿泊夜かなりの積雪のため小屋~駅間 帰りに装着しました。

    3.稜線では、アイゼン装着しました。私は必要でした。

    4.私たちが行った時は、トレースがありました。
    トレースは、雪が降ったらすぐになくなるし、
    先人がいないと、トレースがないので、駅から小屋までもトレースは無いときもあると思います。ないと、初心者は道に迷う恐れは大きいです。
    晴れた日曜日の翌日の晴れた月曜日は、トレースがある可能性は高いと思います。

    丸山~独標周辺稜線は、強風のためにどうしても下を向いて歩きます。
    気がつくと、端っこに落ちてしまいそうにもなるかもしれません。
    お気をつけて。

    5.岩場は、風が強く積雪は少ないです。
    ザイルは、必要かどうかは私の判断ではなんとも言えませんが、
    私たちが行った日は、岩場が凍っていませんでしたので、必要なく登れました。(岩場の経験数も関係あり)

    6.山小屋から下は、無風でも稜線は、想像以上の強風です。
    歩くだけでも大変ですので、撮影を目的にされるならばかなりの注意が必要かと思います。
    また、夜間にまたがる撮影もとても危険かと思いますので、場所を十分選ればれることをお薦めいたします。

    小屋の方によく相談して、アドバイスをもらい、
    事前に十分な下見をされるとよいかと思います。

    いずれにしても、快晴であることは最低条件ですね。
    悪天候の場合は、絶対に危険ですので行くのはよく考えてください。
    私の行った日も、最高の快晴にも関わらず、独標にいる時からガスが出て(14時頃)
    雲行きが怪しくなり、とうとう夕方には大雪になりました。

    山の天気は、信用できません。

    アドバイスになったでしょうか。
    万全の体調と装備で、無理なく登山・撮影を楽しんでくださいね。

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