トコ トコ トザン(信州松本登山ガイド)

中央アルプス 千畳敷~木曽駒ケ岳~濃ヶ池

木曽駒ケ岳(きそこまがたけ)は木曽郡上松町・木曽町、上伊那郡宮田村にまたがり中央アルプスの最高峰標高2956mの山。日本百名山の一つ。写真の右端のピークが木曽駒ケ岳、左奥は御嶽山。
今回紹介するルートは千畳敷(せんじょうじき)から木曽駒ケ岳に登り、馬ノ背(うまのせ)を通り、濃ヶ池(のうがいけ)・駒飼ノ池(こまかいのいけ)を廻って千畳敷に戻るルートです。木曽駒ケ岳への最短コースであり、馬ノ背では静かに尾根歩きを楽しみ、濃ヶ池周辺では素晴らしい紅葉が見られるのでお薦めします。やまたみ倶楽部の山行。当初予定では宝剣岳も登る予定でいましたが、危険を伴うためやめました。


アクセス

当サイト内「中央アルプス 木曽駒ヶ岳・宝剣岳」をご参照下さい。

千畳敷~乗越浄土 50分

午前7時、標高2612mの千畳敷からスタート。登山道はよく整備されています。しかし登る人が多く、歩くスピードも人それぞれなので後から追い抜かそうとしている人に気づかずぶつかりそうなこともありました。歩いている人の中には山登りの装備ではなく観光ついでに登ってきてしまった人も多く見かけました。危険回避のためにも声を掛け合って登りたいものです。八丁坂から上は傾斜がきつくなるので登山装備が望ましいと思います。
千畳敷からの眺めスタート

乗越浄土~木曽駒ケ岳 75分(休憩含む)

乗越浄土乗越浄土からの眺め
乗越浄土(標高約2850m)周辺はなだらかになっています。しかし、稜線に出たため風が強く吹きつけていて寒さのため合羽を着たのですが、風の中で合羽を着るのは飛ばされないように気を遣い大変でした。手袋ははめていたのですが、もう一枚重ねたいくらい手も冷たくなりました。乗越浄土から木曽駒ケ岳に行くまでには小屋がいくつもあります。トイレは200円で使用できます。
中岳(標高2925m)は風に気を取られていたせいか気がつかずに通り過ぎてしまいました。
木曽駒ケ岳への登山道は石がごろごろしていますが広く歩きやすいです。

木曽駒ケ岳山頂

木曽駒ケ岳 到着記念撮影
山頂からは360度のパノラマが楽しめます。近くに御嶽山があり、北に目を向けていくと乗鞍岳、北アルプス穂高連峰・槍ヶ岳もしっかり見えます。北東には八ヶ岳、東には南アルプス、その向こうには富士山も見えます。天気が良く、ぜいたくな時を過ごしました。
御嶽山南アルプス 奥には富士山

木曽駒ケ岳~馬ノ背八合目 90分(休憩含む)

馬ノ背馬ノ背最高
この馬ノ背は最高です。2回ほどツアーグループとすれ違った程度であまり人が通らず思う存分眺めを楽しみました。風も弱まり心地よく歩くのが楽しくて仕方がないほどでした。時々急傾斜もありますが、比較的歩きやすいと思います。

馬ノ背八合目~濃ヶ池 20分

馬ノ背八合目から濃ヶ池に下るうちに登山道の脇の木の丈も高くなっていきます。
八合目から下って濃ヶ池目前

濃ヶ池~駒飼ノ池 60分(休憩含む)


濃ヶ池周辺ではまだまだ紅葉が楽しめました。午前11時30分頃ここで昼食を食べることができ紅葉もおいしく頂きました。写真の奥に見える小さなピークは宝剣岳です。


濃ヶ池を過ぎた所がまた一段と素晴らしい紅葉でした。


標高約2630mまで下り、徐々に登っていきます。

駒飼ノ池~乗越浄土 50分(休憩含む)

駒飼ノ池まだまだ登る
駒飼ノ池(標高約2710m)から標高約2860mの稜線に出るまでが少し辛かったです。「あそこまで登るんだぁ~」一度下ってしまうと気が抜けるため気持を登りモードに戻すのが大変です。

乗越浄土~千畳敷 35分

朝は雲海が広がっていたのですが下る頃には駒ヶ根市街がはっきりと見えるようになりました。

午後2時30分頃千畳敷に到着するとロープウェイ待ちの整理券が配られていました。乗車予定時間が書かれていて待ち時間は1時間20分でした。実際は15分ほど早まりました。ロープウェイ待ちで一緒になった男性は県外から来た方だったのですが、午前9時ごろに菅ノ台バスセンターに着き、バスに乗るのに3時間待ち、登りのロープウェイに乗るのに1時間30分待ちだったそうです。下りのロープウェイの整理券を先にもらってから散策すれば良かったと言っていました。
下りのバスはそれほど待たずに乗ることができました。

記者の感想

私は中央アルプスの山に登ること自体初めてだったのですが、馬ノ背を歩くのが気持ちよく、濃ヶ池周辺の美しさにも感激しました。天気が良かったのも大きなポイントだったと思います。登山道は歩きやすく危険箇所もほとんどないため家族で行くのにも良いと思いますが、下ってから登りになった時にはきつく感じます。
今回の山行のリーダーは木曽駒ケ岳には何回も登ったことがあるのですが、今回のルートは初めて歩き、このルートがこんなにも良かったとは知らなかったと言っていました。
2009年の長野県内の紅葉は例年に比べて1週間~10日早く、千畳敷周辺も同様でした。しかし、観光客や登山客は多く、菅ノ台バスセンターに午前6時前に長蛇の列ができていて驚きました。私達はタクシーを予約しておいたので待たずに済みました。ロープウェイの運行は始発のバスが到着してからなのでしらび平の乗り場では寒い中しばらく待ちました。それでも菅ノ台バスセンターで列に並ぶよりは良かったと思います。リーダーの機転のおかげです。
  【2009年10月4日実施 登山者・記者:アルプスちえみ】


中央アルプス 千畳敷~木曽駒ケ岳~濃ヶ池” への3件のコメント

  1.   ヒキジマ ヨシタカさんより

    35年程前に、駒ケ岳から宝剣岳を経て空木岳を目指しました。
    10月10日の体育の日でしたが、途中から雪になり、空木岳は断念をしたのですが、その甲斐があって、凛とした雪肌に浮かぶ濃ヶ池の様は、今も忘れられない、生涯心に残る絶景に出会う事が出来ました。

  2.   アルプスちえみさんより

    ヒキジマ ヨシタカさん、コメントありがとうございます。
    35年前の濃ヶ池の光景が今でも忘れられないほど素敵な思い出なんですね。あ~、そんな素敵な光景私も見たかったです。
    濃ヶ池へのルートは千畳敷周辺のにぎわいが嘘のように静かでした。35年前もそうだったのでしょうか?思いがけず出会えたヒキジマさんの濃ヶ池の思い出は35年前にタイムスリップさせてくれるのでしょうね。 【市民記者:アルプスちえみ】

  3.   ヒキジマ ヨシタカさんより

    「濃ヶ池」の名前が思い出せず、長い年月が流れ、ふと思い出し検索してこのサイトに出会った次第です。
    今、61歳で26歳の時の出会いですので、丁度35年前にまりました。
    当時は、丹沢専門にハイキングを楽しんでいましたが、新田次郎の「聖職の碑」を読んで、初めての登山でした。
    馬の背辺りでは、汗びっしょりのでしたが、突然雪となり、濃ヶ池に出た時は、深々と降る雪に一面純白に覆われ、その中に静かに佇む濃ヶ池は、正に神秘の世界で心身した。
    私の生涯に感動を与えてくれた自然は、この「濃ヶ池」と「オンネトー」(北海道釧路)の2ヶ所です。

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