トコ トコ トザン(信州松本登山ガイド)

金松寺山 天狗岩

金松寺山(きんしょうじやま)は標高1625m。
天狗岩(てんぐいわ)は標高1963.9m。眺望が良く、天気が良ければ乗鞍・御嶽・穂高・富士山まで見えます。
どちらの山も松本市梓川にある里山です。登山道は良く整備されていて歩きやすく、技術を必要とする箇所はなく安全に登れます。

梓川地区の観光ガイド冊子の天狗岩の写真を見たときから気になっていた山でした。(天狗岩の上に人が立ちその後ろに安曇野が広がっている写真) 山を良く知っている人から金松寺山付近は熊がよく出ると聞いていた(熊と格闘した人もいたらしいです)ので市民登山の日を心待ちにしていました。募集人員は200人ですが例年100人くらいの人が参加しているようです。これだけ大勢だと熊だって出てこないと思ったからです。金松寺山・天狗岩の市民登山は毎年6月の第一日曜日に行なわれます。
注:平成22年度の市民登山は開催がありません。平成23年度以降の開催については、平成22年6月4日(金)現在未定です。(修正:観光温泉課)

アクセス方法

<マイカーの場合>国道158号線を上高地方面(西)に向かい、東筑摩郡波田町に入り波田町役場近くの信号機(信号記名無し)で右折して梓川橋を渡りT字路で右折してしばらく行くと左手に金松寺に行く案内があるのでそこを左折。道なりに上がっていくと金松寺が左にあり、さらに登っていくと車止めゲートまで行けます。空き地に数台車が止められます。トイレはありません。
市民登山の日は金松寺のすぐ下の梓川大久保グランドに車が置けます。トイレもあります。
<公共交通機関の場合>上高地線「波田町駅」で下車。波田町役場に向かって下り、信号機を左折、後はマイカーの場合と同じ道を行きます。

大久保グランド(標高約770m)~登山口(標高約1100m) 約50分

7時から受付が始まり、7時30分出発前にグランドで主催者の方の話を聞きます。金松寺山・天狗岩は60~70年ほど前は小学生の遠足場所だったとのこと。このグランドからでさえ標高差は1200mくらいあります。昔の小学生はたいしたものです。
市民登山と言ってもグループになって登るわけではなく自分のペースで個人個人登って行きます。
スタート車止めゲート林道を歩く林道を歩いて行く
登山口までは舗装はされていませんが車が通る林道を歩きます。情報収集をよくしていなかったためにこんな歩きやすく広い道がずっと続くものだと思ってしまい油断してしまいました。標高差1200mですからそんな訳はありません。

登山口~分岐(標高約1530m) 70分

登山口ヒノキ林
登山口からが本格的な登山道になります。油断していただけにきつくなる傾斜がこたえました。それでも林の中に入るので木陰になりありがたかったです。ヒノキが気持がいいくらいまっすぐ伸びています。分岐の前に4分間くらいほぼ平らな区間があります。精神的にも休まります。

途中に「しだれカラマツ」と書かれた案内がありました。あまり気にしていなかったのですが、帰ってきてから松本市特別天然記念物だと知りました。詳しくは→こちら

分岐~金松寺山頂上(標高1625m) 10分弱

分岐階段状の登山道
金松寺山に向かう道(赤矢印)と金松寺山を経由せずに天狗岩に向かう道(青矢印)に分かれます。金松寺山に向かう道は階段状になります。この一段一段がとてもきつく感じます。汗をかいたので水分を思いっきり摂りたかったのですが、500ミリリットル分の飲み物しか持って来ていなかったのでチビチビと大事に飲みました。

金松寺山頂上~天狗岩頂上(標高1963.9m) 70分

頂上は林金松寺山三角点
金松寺山頂上の展望はよくありません。木に囲まれ林しか見えません。ベンチがいくつかあります。三角点は目立つようになのか真っ赤に塗られてました。
金松寺山頂上の手前にベンチがありそこは多少景色が楽しめるようです。
頂上には市民登山参加者ではない若者グループがカセットコンロを持ってきて料理をしていました。
市民登山参加者は自分の体力に応じて金松寺山で引き返しても、天狗岩まで行ってもどちらでも構いません。金松寺山まで来るのにも結構疲れたのでここでどうするか悩むところです。金松寺山から天狗岩頂上までは大体1時間30分かかると聞きましたが、まだ10時になっていなかったので15分くらい休憩をして登ることにしました。

天狗岩に向かう途中の道。

天狗岩からの眺め天狗岩で
天狗岩頂上に行く前に天狗岩に行きました。眼下には霧が巻いていましたが美しい新緑の山々が広がっていました。先に天狗岩頂上に登った人たちがここのほうがいい眺めだと言っていました。地図を持っている方がいたので、時折見える梓川と上高地線や新島々付近や近くの山を地図で確認しながら40分以上岩の上にいました。天狗岩の手前にはイワカガミが咲いていました。

天狗岩山頂~分岐 45分

頂上は大賑わい眺めの案内板
天狗岩から天狗岩山頂までは2分です。天狗岩山頂は大勢の参加者が昼食をとっていました。あまりにも大勢だったのでゆっくりと歩き回って展望を見渡す感じではなかったのでちょっと見渡しただけでしたが遠くは霧のため見える状況ではありませんでした。家に帰ってきてから思ったのですが、景色が見えなくても天狗岩の上にいる人の写真くらいとって置けば良かったと心残りになりました。
見えてくる市街地心地よい眺め
山を下る度に市街地も見えてくるようになります。時々止まって風景を楽しみました。
途中で家族連れに追いつきました。小学1年生くらいの男の子が転びながら、しかし何もなかったかのようにすぐに歩き始める早さに驚きました。何回も転びかけては立ち直り、身の軽さなのか転び歩きです。しかも頂上まで登ったというのでさらに驚きました。昔の小学生だけではなく、今の小学生もたいしたものです。
分岐
金松寺山経由の道(青矢印)には行かずに、下の道(赤矢印)に行きました。

雑木林美しい緑
陽に透ける葉の緑が美しい。
分岐に行くまでに「水場」と書かれた水溜りがありましたが、水は濁り飲めそうにありません。「水場」の字も上下逆さまになって取り付けられていたので水場ではないということでしょう。

分岐~登山口 45分

大久保グランドも見える
下りは本当に楽です。少し木が伐採されて見通しの良いところではゆっくり眺めを楽しむ余裕も出てきて、天狗岩で地図を見せてもらった方々と再び一緒になり松本平の大きな建物を指差しながら確認しました。

鹿除け金網鹿除けゲート
登山道脇には金網が張られていました。時々扉状になっているものもあり、何かと思ったら「カモシカよけゲート」とのことでした。駐車場で帰りにもらった登山道案内図には「カモシカよけゲートは開けたら必ず閉めましょう」と書かれていました。この案内図登る前にもらっておけばよかった~。目安の時間も書かれています。
登山道案内図

登山口~大久保グランド 45分

登山口まで来れば後はもうちょっとです。水分をごくごくと飲みました。途中からご一緒した方も同じ考えだったのですが、出発前に「グランドまで戻ってきたら冷やしたリンゴジュースが用意してあります」と言われていたのでのどの渇きを我慢しながらリンゴジュースを楽しみに下って来ていました。
途中からご一緒した方々は、お一人は県外から松本に移住してきた方で、もうお一人は信州への移住を検討している方でした。私は生まれも育ちも松本なので、お二人から松本の魅力を逆に教えていただきながら、松本や信州を語り楽しくあっという間にグランドに着きました。市民登山の思いがけない楽しさでした。
グランド到着おいしいリンゴジュース
グランドに着くと待望のリンゴジュースが待ってくれていました。「おかわりしてもいいですよ」と言われ遠慮なくおかわりさせていただきました。川で冷やされていたらしい梓川のリンゴジュースはと~ってもおいしかったです。いつもだと1本550円のジュースが500円で売られていたので買っちゃいました。

お薦めの風呂・温泉

梓水苑(しすいえん)
一刻も早くさっぱりしたい方にお薦め。温泉ではありませんが、北アルプスの天然水を汲み上げて沸かしたお風呂です。大久保グランドから車で5分くらい。湯の温度は熱め。一番近い風呂なので、ちゃちゃっと行動したい方に良いと思います。
 長野県松本市梓川倭4262-1 地図
 TEL  0263-78-5550
 外来入浴 午前10時~午後9時
    火曜日は午後3時~午後9時
 休館日 第二火曜日
 料金 大人350円 子供150円
 詳しくは 梓水苑(ホームページ) をご覧下さい

波田町温泉入浴施設 竜島温泉(りゅうしまおんせん)せせらぎの湯
ゆっくりと疲れをとりたい方にお薦め。湯の温度は低め。露天風呂あり。お肌に優しい感じの泉質で入浴後もしっとりします。地元の人に人気の温泉ですが、北アルプスの登山者が帰りに立ち寄ることも多く、混み合うことがあります。大久保グランドから車で15分くらい。
 長野県東筑摩郡波田町竜島3452 地図
 TEL 0263-94-1126
 営業時間 午前10時~午後10時まで
 休館日 毎週月曜日
 料金 大人500円 子供250円
 詳しくは 波田町公式サイト 竜島温泉せせらぎの湯 をご覧下さい

感想

山頂からの眺めは生憎楽しめませんでしたが、思っていたよりも楽しい登山になりました。標高差1200mで水場がないのは辛いです。水分は多めに用意したいと思いました。
この市民登山は自分のペースで進んで良く、天狗岩頂上を1時に下り始めればいいとのことです。早く下山できた人から順次帰ります。毎年6月の第1日曜日に実施するので参加するといいですよ。
主催者:松本市梓川観光協会、梓川ふるさと振興公社
お問い合わせ先:松本市梓川観光協会(松本市梓川支所経済課内)
   電話:0263-78-3000

  【2009年6月7日実施 登山者・記事:アルプスちえみ】


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