トコ トコ トザン(信州松本登山ガイド)

人柄ピカイチ「大天井ヒュッテ」

岩場が続く大天井ヒュッテは大天井岳の下、標高約2650mにある山小屋です。
燕山荘から南に向かい大天井岳と槍ヶ岳方面への分岐を槍ヶ岳方面に行く途中にあります。地図を見ても距離感がよく分からなかったため、分岐から坂を登りきったところに大天井ヒュッテがあるものだと思い込み登り始めました。考えが甘すぎました。坂を登りきった先には岩場が待ち受けていました。ガーン!知らなかった~。情報収集が足りませんでした。鎖が取り付けられていますが、岩に手がかかりやすいので鎖に頼らなくても大丈夫です。予想していなかっただけにこの岩場は思いのほか長く感じます。大天井ヒュッテ現る岩場はジグザグになっていて、岩の壁を巻き込んで眺めるとさらに次の壁が・・・というのがいくつも繰り返されます。一体いつ大天井ヒュッテは現れるのかと不安になります。「大天井ヒュッテ出てこ~~~い」と叫びたくなります。途中に「大天井ヒュッテまで30分」という立て看板が出てきます。この看板はほぼ正確です。眼下に赤い屋根の大天井ヒュッテが現れた時には大げさですが地獄から生還してきたかのような気分です。(笑)記者は岩場が得意ではないので精神的に疲れ切りました。地図の参考タイムは、大天井岳と槍ヶ岳の分岐から40分と書かれていましたが、疲れていたせいもあるのか60分かかりました。その間の25分くらいは岩場です。


〔大天井ヒュッテの魅力〕
夕飯のトンカツその1、トンカツがおいしい
夕食は定番のトンカツです。肉が苦手な人でも食べられるくらいおいしい!(肉が食べられない方には魚に替えてくれます。)ご飯もおみそ汁もおかずも全部おいしいです。「ご飯粒がおいしいって言われたことがあります」とスタッフの方が言ってました。本当に粒の一つ一つまでおいしいです。

その2、絶好の眺望「牛首展望台」が近い
もしも体力が残っていたら是非登っていただきたい牛首展望台(標高2766m)です。素晴らしい眺めです。登らなきゃ損です。夕焼けなんて最高です。と、調子の良いことを言っている記者ですが・・・下りの坂に自信がなく早めに下りて来てしまいました。その後に滅多にお目にかかれないような素晴らしい夕焼けが広がったそうです。翌日は朝焼けを見るために再度登る時にはストックを2本持って行きました。登る時には使いませんでしたが、下りでは急な坂のため片手はストックを持ち、もう一方の手は岩や木などを掴みました。1本だけを持っていったほうがよさそうです。こんな事を書くととんでもない坂に思われるかもしれませんが、ゆっくり進めば誰でも安全に登れます。登り15分~20分くらいです。
夕焼け 牛首展望台の下から朝焼け 牛首展望台頂上から

スタッフのみなさんその3、おもてなしの心
どこの山小屋も親切だとは思いますが、大天井ヒュッテの皆さんは特に親切だと感じました。夕食の時には、支配人の小池さんが天気や小屋周辺の見所・所要時間などをインフォメーションしてくれます。そして小屋を発つ時には外に出て見送ってくれました。
最年少のスタッフの方に大天井ヒュッテの良さをたずねたところ、「スタッフの人柄」と言っていました。


メニューその4、オアシス
全天候型憩いの場「オアシス」が今年2008年にできました。宿泊の方だけではなく、通過の方もくつろげる空間です。ぜひお立ち寄りください。オアシスで見つけた気になるメニュー・・・「こんぶうどん」。関西ではよく食べるらしいですね。でも味付けは関西風ではないみたいですよ。スタッフの方がおいしいと言ってました。今度行ったらぜひ食べたいものです。


支配人の小池さんに大天井ヒュッテ周辺のビューポイントを教えていただきました。
その1、鋸歯岩(のこばいわ) ※小池さん命名です。
大天井岳と槍ヶ岳方面の分岐から槍ヶ岳方面に向かった岩場のところです。そこから見る槍ヶ岳が素晴らしいらしいのですが、記者にはそんな余裕はありませんでした。高瀬ダムは撮影しましたが・・・見るポイントが違っていたみたいです。槍ヶ岳が写っている写真は同行した友人が撮影したものです。普通の人はこれくらいの余裕があるのかもしれませんが、十分注意してください。
鋸歯岩の絶景高瀬ダム
その2、槍見坂(やりみざか) ※小池さん命名です。
大天井ヒュッテから大天荘に向かう途中の坂で、名前の通り槍ヶ岳が見られるそうです。大天井ヒュッテから何分くらい歩いた所か聞くのを忘れてしまいました。

大天井ヒュッテのホームページは、随時更新されています。情報が盛りだくさんですよ。

登山ルートについては、
当サイト内記事 表銀座~東鎌尾根~槍ヶ岳~西鎌尾根 縦走 をご覧下さい。

大天井ヒュッテを境目に燕岳側はコマクサが咲き、槍ヶ岳方面はコマクサを見かけることはなく様々な花が咲いていました。
大天井岳の下のコマクサ大天井ヒュッテからビックリ平までのお花畑
【2008年8月2日取材 取材・登山者:アルプスちえみ】


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