金松寺山 天狗岩
2009年9月8日 投稿者: アルプスちえみ [ コメントはこちらから: » ]金松寺山(きんしょうじやま)は標高1625m。
天狗岩(てんぐいわ)は標高1963.9m。眺望が良く、天気が良ければ乗鞍・御嶽・穂高・富士山まで見えます。
どちらの山も松本市梓川にある里山です。登山道は良く整備されていて歩きやすく、技術を必要とする箇所はなく安全に登れます。
梓川地区の観光ガイド冊子の天狗岩の写真を見たときから気になっていた山でした。(天狗岩の上に人が立ちその後ろに安曇野が広がっている写真) 山を良く知っている人から金松寺山付近は熊がよく出ると聞いていた(熊と格闘した人もいたらしいです)ので市民登山の日を心待ちにしていました。募集人員は200人ですが例年100人くらいの人が参加しているようです。これだけ大勢だと熊だって出てこないと思ったからです。金松寺山・天狗岩の市民登山は毎年6月の第一日曜日に行なわれます。
注:平成22年度の市民登山は開催がありません。平成23年度以降の開催については、平成22年6月4日(金)現在未定です。(修正:観光温泉課)
アクセス方法
<マイカーの場合>国道158号線を上高地方面(西)に向かい、東筑摩郡波田町に入り波田町役場近くの信号機(信号記名無し)で右折して梓川橋を渡りT字路で右折してしばらく行くと左手に金松寺に行く案内があるのでそこを左折。道なりに上がっていくと金松寺が左にあり、さらに登っていくと車止めゲートまで行けます。空き地に数台車が止められます。トイレはありません。
市民登山の日は金松寺のすぐ下の梓川大久保グランドに車が置けます。トイレもあります。
<公共交通機関の場合>上高地線「波田町駅」で下車。波田町役場に向かって下り、信号機を左折、後はマイカーの場合と同じ道を行きます。
大久保グランド(標高約770m)~登山口(標高約1100m) 約50分
7時から受付が始まり、7時30分出発前にグランドで主催者の方の話を聞きます。金松寺山・天狗岩は60~70年ほど前は小学生の遠足場所だったとのこと。このグランドからでさえ標高差は1200mくらいあります。昔の小学生はたいしたものです。
市民登山と言ってもグループになって登るわけではなく自分のペースで個人個人登って行きます。




登山口までは舗装はされていませんが車が通る林道を歩きます。情報収集をよくしていなかったためにこんな歩きやすく広い道がずっと続くものだと思ってしまい油断してしまいました。標高差1200mですからそんな訳はありません。
登山口~分岐(標高約1530m) 70分


登山口からが本格的な登山道になります。油断していただけにきつくなる傾斜がこたえました。それでも林の中に入るので木陰になりありがたかったです。ヒノキが気持がいいくらいまっすぐ伸びています。分岐の前に4分間くらいほぼ平らな区間があります。精神的にも休まります。

途中に「しだれカラマツ」と書かれた案内がありました。あまり気にしていなかったのですが、帰ってきてから松本市特別天然記念物だと知りました。詳しくは→こちら
分岐~金松寺山頂上(標高1625m) 10分弱


金松寺山に向かう道(赤矢印)と金松寺山を経由せずに天狗岩に向かう道(青矢印)に分かれます。金松寺山に向かう道は階段状になります。この一段一段がとてもきつく感じます。汗をかいたので水分を思いっきり摂りたかったのですが、500ミリリットル分の飲み物しか持って来ていなかったのでチビチビと大事に飲みました。
金松寺山頂上~天狗岩頂上(標高1963.9m) 70分


金松寺山頂上の展望はよくありません。木に囲まれ林しか見えません。ベンチがいくつかあります。三角点は目立つようになのか真っ赤に塗られてました。
金松寺山頂上の手前にベンチがありそこは多少景色が楽しめるようです。
頂上には市民登山参加者ではない若者グループがカセットコンロを持ってきて料理をしていました。
市民登山参加者は自分の体力に応じて金松寺山で引き返しても、天狗岩まで行ってもどちらでも構いません。金松寺山まで来るのにも結構疲れたのでここでどうするか悩むところです。金松寺山から天狗岩頂上までは大体1時間30分かかると聞きましたが、まだ10時になっていなかったので15分くらい休憩をして登ることにしました。



天狗岩頂上に行く前に天狗岩に行きました。眼下には霧が巻いていましたが美しい新緑の山々が広がっていました。先に天狗岩頂上に登った人たちがここのほうがいい眺めだと言っていました。地図を持っている方がいたので、時折見える梓川と上高地線や新島々付近や近くの山を地図で確認しながら40分以上岩の上にいました。天狗岩の手前にはイワカガミが咲いていました。
天狗岩山頂~分岐 45分


天狗岩から天狗岩山頂までは2分です。天狗岩山頂は大勢の参加者が昼食をとっていました。あまりにも大勢だったのでゆっくりと歩き回って展望を見渡す感じではなかったのでちょっと見渡しただけでしたが遠くは霧のため見える状況ではありませんでした。家に帰ってきてから思ったのですが、景色が見えなくても天狗岩の上にいる人の写真くらいとって置けば良かったと心残りになりました。


山を下る度に市街地も見えてくるようになります。時々止まって風景を楽しみました。
途中で家族連れに追いつきました。小学1年生くらいの男の子が転びながら、しかし何もなかったかのようにすぐに歩き始める早さに驚きました。何回も転びかけては立ち直り、身の軽さなのか転び歩きです。しかも頂上まで登ったというのでさらに驚きました。昔の小学生だけではなく、今の小学生もたいしたものです。

金松寺山経由の道(青矢印)には行かずに、下の道(赤矢印)に行きました。


陽に透ける葉の緑が美しい。
分岐に行くまでに「水場」と書かれた水溜りがありましたが、水は濁り飲めそうにありません。「水場」の字も上下逆さまになって取り付けられていたので水場ではないということでしょう。
分岐~登山口 45分

下りは本当に楽です。少し木が伐採されて見通しの良いところではゆっくり眺めを楽しむ余裕も出てきて、天狗岩で地図を見せてもらった方々と再び一緒になり松本平の大きな建物を指差しながら確認しました。


登山道脇には金網が張られていました。時々扉状になっているものもあり、何かと思ったら「カモシカよけゲート」とのことでした。駐車場で帰りにもらった登山道案内図には「カモシカよけゲートは開けたら必ず閉めましょう」と書かれていました。この案内図登る前にもらっておけばよかった~。目安の時間も書かれています。
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登山口~大久保グランド 45分
登山口まで来れば後はもうちょっとです。水分をごくごくと飲みました。途中からご一緒した方も同じ考えだったのですが、出発前に「グランドまで戻ってきたら冷やしたリンゴジュースが用意してあります」と言われていたのでのどの渇きを我慢しながらリンゴジュースを楽しみに下って来ていました。
途中からご一緒した方々は、お一人は県外から松本に移住してきた方で、もうお一人は信州への移住を検討している方でした。私は生まれも育ちも松本なので、お二人から松本の魅力を逆に教えていただきながら、松本や信州を語り楽しくあっという間にグランドに着きました。市民登山の思いがけない楽しさでした。


グランドに着くと待望のリンゴジュースが待ってくれていました。「おかわりしてもいいですよ」と言われ遠慮なくおかわりさせていただきました。川で冷やされていたらしい梓川のリンゴジュースはと~ってもおいしかったです。いつもだと1本550円のジュースが500円で売られていたので買っちゃいました。
お薦めの風呂・温泉
梓水苑(しすいえん)
一刻も早くさっぱりしたい方にお薦め。温泉ではありませんが、北アルプスの天然水を汲み上げて沸かしたお風呂です。大久保グランドから車で5分くらい。湯の温度は熱め。一番近い風呂なので、ちゃちゃっと行動したい方に良いと思います。
長野県松本市梓川倭4262-1 地図
TEL 0263-78-5550
外来入浴 午前10時~午後9時
火曜日は午後3時~午後9時
休館日 第二火曜日
料金 大人350円 子供150円
詳しくは 梓水苑(ホームページ) をご覧下さい
波田町温泉入浴施設 竜島温泉(りゅうしまおんせん)せせらぎの湯
ゆっくりと疲れをとりたい方にお薦め。湯の温度は低め。露天風呂あり。お肌に優しい感じの泉質で入浴後もしっとりします。地元の人に人気の温泉ですが、北アルプスの登山者が帰りに立ち寄ることも多く、混み合うことがあります。大久保グランドから車で15分くらい。
長野県東筑摩郡波田町竜島3452 地図
TEL 0263-94-1126
営業時間 午前10時~午後10時まで
休館日 毎週月曜日
料金 大人500円 子供250円
詳しくは 波田町公式サイト 竜島温泉せせらぎの湯 をご覧下さい
感想
山頂からの眺めは生憎楽しめませんでしたが、思っていたよりも楽しい登山になりました。標高差1200mで水場がないのは辛いです。水分は多めに用意したいと思いました。
この市民登山は自分のペースで進んで良く、天狗岩頂上を1時に下り始めればいいとのことです。早く下山できた人から順次帰ります。毎年6月の第1日曜日に実施するので参加するといいですよ。
主催者:松本市梓川観光協会、梓川ふるさと振興公社
お問い合わせ先:松本市梓川観光協会(松本市梓川支所経済課内)
電話:0263-78-3000
【2009年6月7日実施 登山者・記事:アルプスちえみ】
<マイカーの場合> 国道19号線を北に向かい安曇野市明科の中川手簡易郵便局が左手に見えると国道19号の右側には長峰荘の看板があるのでそこで右折します。小さなトンネルを通りまっすぐ登っていくと長峰荘に出ます。登山口の駐車場は長峰荘のすぐ上にあります。
少し上にいくとアカマツの林になります。



車道をしばらく歩きますが、3分くらいで車道から左手に入っていくと草原が広がっています。

そして東山魁夷の石碑も。石碑には「安曇野を想う 東山魁夷 五月の若緑に蔽われた安曇野はなんと美しかったことか 上高地から流れ出る梓川が高瀬川と合流し犀川となって北に流れる平野の上に高く連なる北アルプスの山々 常念、東天井、燕と長峰山の上で案内人の指し示す残雪の嶺々を仰ぎながら飽かず眺めたひとときが忘れられない」と書かれています。(石碑の文字は読みにくかったので、安曇野市役所明科総合支所の方に教えていただきました)











玉依比売命神社(たまよりひめのみことじんじゃ)は「池田の宮」とも呼ばれています。鳥居の周りで準備体操。鳥居から登山口までは平らです。登山口には簡易トイレがあるそうですが、気付かずに通り過ぎてしまいました。話に夢中になっていたためか、神社の入口にも気付きませんでした。主祭神の玉依比売命は初代神武天皇の母君、神社にはまがたま等が日本最多の800個あるそうです。時間があれば神社に寄るのも良いでしょう。











この山行の中で一番見晴らしが良いのが高見岩です。JA総合研究所分岐から5分です。上の写真の台形の山は皆神山(みなかみやま)、標高659m。左の写真の赤い点は、左がスタート地点、右が尼巌山山頂。すっきりとしていれば北アルプスの山々が見えるらしいのですが、この日は霞んでいてかすかに白く浮かぶ山の先端が見えただけで何の山なのか全く判断できませんでした。






光城山(ひかるじょうやま)は長野県安曇野市豊科にある標高911.7mの里山です。1500本の吉野桜が登山道に沿って頂上まで続いています。桜のシーズンにはライトが灯され昼夜多くの人が訪れます。
気軽に登れる山ですが、久々の山登りのため坂がきつく感じます。











安曇野市保養センター「長峰荘」







頂上まで「あと5分」の場所は北アルプスを眺めるのに絶好の場所です。














公衆浴場「湯元かめ乃湯」
2009年4月29日に再び冠着山に個人で行きました。暖冬の影響を心配したのですが、3~4日前くらいから寒い日が続いたためか、昨年と同様のスプリングエフェラメルを楽しむことが出来ました。下山時には登山道の整備(橋の塗装や落ち葉さらい、階段の整備等)をされている方が大勢いました。連休前の整備だそうです。安全に登山が出来るのはこのような支えがあるからですね。ありがとうございます。
車は2007年の秋の登山口よりも下のカーブに停めました。雨が降っていたので合羽を着て、安全ベルト、シュリンゲ、カラビナを装着。
9時20分ごろには安全確保のためザイルを使用しました。講師の方が張ってくれたザイルにシュリンゲを巻きつけて慎重に登ります。シュリンゲは机上講習で勉強したプルージックやヘッドオン結びです。足が滑りやすいところがあり、何人かは足を取られていましたが、ザイルがあったために止まることができました。ザイルワークは約1時間続きました。時々アイゼンを装着した状態で木の枝をまたいだりしながら歩くのが結構大変でした。スパッツにひっかけてしまい穴が開いてました。アイゼンをはじめて使用したのですが、がっちりと雪に食い込んで安心して歩けました。ザイルの取り扱いは慎重に行わなければなりません。アイゼンはもちろんのこと靴でも踏まないように注意しましょう。
なだらかな坂を下っていくと森姫がありました。午前10時35分。生命感あふれる新緑のこの時期でも森姫の姿は痛々しいものがありました。





13時10分、下山開始。いつも思うことですが、雪の上を歩いて下るのは楽です。下りもアイゼンはがっちりと利いて安心でした。軽アイゼンや靴の方は、一歩一歩上手に滑りながら下りていました。木が邪魔にならない場所ではお尻で滑り降りました。



戸狩温泉「暁の湯」は眺めが最高です。内湯と露天風呂あり。






梨平峠が見えてくる手前の坂が傾斜としては一番きついかもしれませんが、距離は短いので、ここまで来るともうひと踏ん張りです。尾根に出て歩いていると、遠くから「ウィーン、ビュイーン」とけたたましい音が。その音はものすごい勢いで近づいてきます。そして私達が目にしたのは、林の中を駆け巡るスノーモービル2台。尾根に出た喜びもかき消されてしまうようなひどい音。早くどこかに消えて欲しいと切に感じました。森は静かであって欲しいものです。
梨平峠にたどり着いて昼食。時間は12時25分でした。



薄っすら見えるのは高社山→
戸狩温泉「望の湯」は戸狩温泉スキー場のすぐ下にあります。内湯と露天風呂あり。







みんなお腹を空かせていたせいなのか昼食後に記念撮影をしました。
午後1時。下りはグチャグチャにぬかっている急坂があったため、ガイドの小口さんにロープを張ってもらいました。全員が下ってから講師の高橋さんが『ロープ、カラビナを持ってきた人はいますか?』・・・手を挙げたのは3人だけでした。登り易い山でも時には危険な状態になる時もあります。自分の身を守るためにも装備品の準備は怠らないように注意を受けました。まさかこんな所でと思う場所で必要になるものだと実感しました。まだまだ登山学校で学んだことが活かされていません。
名前はついてなくても立派なブナがいくつもありました。
松本には、いくつかの整備された里山があります。
戸谷峰は、松本市と上田市をつなぐ国道254号の三才山トンネル手前北側にある里山です。「峰」と言う名前ですが、三角点もあるりっぱな山です。ニリンソウなど山野草の花の宝庫で、眺望も良く、近年人気の山です。
朝8時、ガイド4名、生徒14名が「三才山出合ドライブイン」に集合。まずは、コースの説明、持ち物の講習、ストレッチ体操。
まず、国道を歩きます。幹線道路なので、路肩を注意して進みます。3つ目の橋「野間沢橋」の手前に階段があり、そこがコースの入り口です。
30〜45分ほど登ると、「L71から73」の鉄塔への小さな標識があり、右に曲がります。分岐点の正面には「ニリンソウの谷」があり、4月にニリンソウが群生します。
鳥の声を聞きながら歩きます。右側が谷なので視界が良く、紅葉の時期は特に美しい所です。
木に「熊だな」発見!熊が自分で木の上に作る木のソファーとのこと。教えてもらわないと単に鳥の巣か宿り木かと思って通り過ぎるでしょう。こんな時はガイド付き登山はいいですね。
こちらは、キツツキの巣穴です。
登り口から3時間で、ついに山頂!!
そして、山頂では、サプライズが!ガイドさんがおもむろに山用のコンロと天ぷら油をリュックから取り出し、山菜のコゴミを天ぷらにして、頂きました。何とも美味!
登山のイロハや山野草の花の名前や「熊だな」まで教わった素晴らしい里山ハイクでした。

