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金松寺山 天狗岩

2009年9月8日 投稿者: アルプスちえみ [ コメントはこちらから: »

金松寺山(きんしょうじやま)は標高1625m。
天狗岩(てんぐいわ)は標高1963.9m。眺望が良く、天気が良ければ乗鞍・御嶽・穂高・富士山まで見えます。
どちらの山も松本市梓川にある里山です。登山道は良く整備されていて歩きやすく、技術を必要とする箇所はなく安全に登れます。

梓川地区の観光ガイド冊子の天狗岩の写真を見たときから気になっていた山でした。(天狗岩の上に人が立ちその後ろに安曇野が広がっている写真) 山を良く知っている人から金松寺山付近は熊がよく出ると聞いていた(熊と格闘した人もいたらしいです)ので市民登山の日を心待ちにしていました。募集人員は200人ですが例年100人くらいの人が参加しているようです。これだけ大勢だと熊だって出てこないと思ったからです。金松寺山・天狗岩の市民登山は毎年6月の第一日曜日に行なわれます。
注:平成22年度の市民登山は開催がありません。平成23年度以降の開催については、平成22年6月4日(金)現在未定です。(修正:観光温泉課)

アクセス方法

<マイカーの場合>国道158号線を上高地方面(西)に向かい、東筑摩郡波田町に入り波田町役場近くの信号機(信号記名無し)で右折して梓川橋を渡りT字路で右折してしばらく行くと左手に金松寺に行く案内があるのでそこを左折。道なりに上がっていくと金松寺が左にあり、さらに登っていくと車止めゲートまで行けます。空き地に数台車が止められます。トイレはありません。
市民登山の日は金松寺のすぐ下の梓川大久保グランドに車が置けます。トイレもあります。
<公共交通機関の場合>上高地線「波田町駅」で下車。波田町役場に向かって下り、信号機を左折、後はマイカーの場合と同じ道を行きます。

大久保グランド(標高約770m)~登山口(標高約1100m) 約50分

7時から受付が始まり、7時30分出発前にグランドで主催者の方の話を聞きます。金松寺山・天狗岩は60~70年ほど前は小学生の遠足場所だったとのこと。このグランドからでさえ標高差は1200mくらいあります。昔の小学生はたいしたものです。
市民登山と言ってもグループになって登るわけではなく自分のペースで個人個人登って行きます。
スタート車止めゲート林道を歩く林道を歩いて行く
登山口までは舗装はされていませんが車が通る林道を歩きます。情報収集をよくしていなかったためにこんな歩きやすく広い道がずっと続くものだと思ってしまい油断してしまいました。標高差1200mですからそんな訳はありません。

登山口~分岐(標高約1530m) 70分

登山口ヒノキ林
登山口からが本格的な登山道になります。油断していただけにきつくなる傾斜がこたえました。それでも林の中に入るので木陰になりありがたかったです。ヒノキが気持がいいくらいまっすぐ伸びています。分岐の前に4分間くらいほぼ平らな区間があります。精神的にも休まります。

途中に「しだれカラマツ」と書かれた案内がありました。あまり気にしていなかったのですが、帰ってきてから松本市特別天然記念物だと知りました。詳しくは→こちら

分岐~金松寺山頂上(標高1625m) 10分弱

分岐階段状の登山道
金松寺山に向かう道(赤矢印)と金松寺山を経由せずに天狗岩に向かう道(青矢印)に分かれます。金松寺山に向かう道は階段状になります。この一段一段がとてもきつく感じます。汗をかいたので水分を思いっきり摂りたかったのですが、500ミリリットル分の飲み物しか持って来ていなかったのでチビチビと大事に飲みました。

金松寺山頂上~天狗岩頂上(標高1963.9m) 70分

頂上は林金松寺山三角点
金松寺山頂上の展望はよくありません。木に囲まれ林しか見えません。ベンチがいくつかあります。三角点は目立つようになのか真っ赤に塗られてました。
金松寺山頂上の手前にベンチがありそこは多少景色が楽しめるようです。
頂上には市民登山参加者ではない若者グループがカセットコンロを持ってきて料理をしていました。
市民登山参加者は自分の体力に応じて金松寺山で引き返しても、天狗岩まで行ってもどちらでも構いません。金松寺山まで来るのにも結構疲れたのでここでどうするか悩むところです。金松寺山から天狗岩頂上までは大体1時間30分かかると聞きましたが、まだ10時になっていなかったので15分くらい休憩をして登ることにしました。

天狗岩からの眺め天狗岩でイワカガミ'
天狗岩頂上に行く前に天狗岩に行きました。眼下には霧が巻いていましたが美しい新緑の山々が広がっていました。先に天狗岩頂上に登った人たちがここのほうがいい眺めだと言っていました。地図を持っている方がいたので、時折見える梓川と上高地線や新島々付近や近くの山を地図で確認しながら40分以上岩の上にいました。天狗岩の手前にはイワカガミが咲いていました。

天狗岩山頂~分岐 45分

頂上は大賑わい眺めの案内板
天狗岩から天狗岩山頂までは2分です。天狗岩山頂は大勢の参加者が昼食をとっていました。あまりにも大勢だったのでゆっくりと歩き回って展望を見渡す感じではなかったのでちょっと見渡しただけでしたが遠くは霧のため見える状況ではありませんでした。家に帰ってきてから思ったのですが、景色が見えなくても天狗岩の上にいる人の写真くらいとって置けば良かったと心残りになりました。
見えてくる市街地心地よい眺め
山を下る度に市街地も見えてくるようになります。時々止まって風景を楽しみました。
途中で家族連れに追いつきました。小学1年生くらいの男の子が転びながら、しかし何もなかったかのようにすぐに歩き始める早さに驚きました。何回も転びかけては立ち直り、身の軽さなのか転び歩きです。しかも頂上まで登ったというのでさらに驚きました。昔の小学生だけではなく、今の小学生もたいしたものです。
分岐
金松寺山経由の道(青矢印)には行かずに、下の道(赤矢印)に行きました。

雑木林美しい緑
陽に透ける葉の緑が美しい。
分岐に行くまでに「水場」と書かれた水溜りがありましたが、水は濁り飲めそうにありません。「水場」の字も上下逆さまになって取り付けられていたので水場ではないということでしょう。

分岐~登山口 45分

大久保グランドも見える
下りは本当に楽です。少し木が伐採されて見通しの良いところではゆっくり眺めを楽しむ余裕も出てきて、天狗岩で地図を見せてもらった方々と再び一緒になり松本平の大きな建物を指差しながら確認しました。

鹿除け金網鹿除けゲート
登山道脇には金網が張られていました。時々扉状になっているものもあり、何かと思ったら「カモシカよけゲート」とのことでした。駐車場で帰りにもらった登山道案内図には「カモシカよけゲートは開けたら必ず閉めましょう」と書かれていました。この案内図登る前にもらっておけばよかった~。目安の時間も書かれています。
登山道案内図

登山口~大久保グランド 45分

登山口まで来れば後はもうちょっとです。水分をごくごくと飲みました。途中からご一緒した方も同じ考えだったのですが、出発前に「グランドまで戻ってきたら冷やしたリンゴジュースが用意してあります」と言われていたのでのどの渇きを我慢しながらリンゴジュースを楽しみに下って来ていました。
途中からご一緒した方々は、お一人は県外から松本に移住してきた方で、もうお一人は信州への移住を検討している方でした。私は生まれも育ちも松本なので、お二人から松本の魅力を逆に教えていただきながら、松本や信州を語り楽しくあっという間にグランドに着きました。市民登山の思いがけない楽しさでした。
グランド到着おいしいリンゴジュース
グランドに着くと待望のリンゴジュースが待ってくれていました。「おかわりしてもいいですよ」と言われ遠慮なくおかわりさせていただきました。川で冷やされていたらしい梓川のリンゴジュースはと~ってもおいしかったです。いつもだと1本550円のジュースが500円で売られていたので買っちゃいました。

お薦めの風呂・温泉

梓水苑(しすいえん)
一刻も早くさっぱりしたい方にお薦め。温泉ではありませんが、北アルプスの天然水を汲み上げて沸かしたお風呂です。大久保グランドから車で5分くらい。湯の温度は熱め。一番近い風呂なので、ちゃちゃっと行動したい方に良いと思います。
 長野県松本市梓川倭4262-1 地図
 TEL  0263-78-5550
 外来入浴 午前10時~午後9時
    火曜日は午後3時~午後9時
 休館日 第二火曜日
 料金 大人350円 子供150円
 詳しくは 梓水苑(ホームページ) をご覧下さい

波田町温泉入浴施設 竜島温泉(りゅうしまおんせん)せせらぎの湯
ゆっくりと疲れをとりたい方にお薦め。湯の温度は低め。露天風呂あり。お肌に優しい感じの泉質で入浴後もしっとりします。地元の人に人気の温泉ですが、北アルプスの登山者が帰りに立ち寄ることも多く、混み合うことがあります。大久保グランドから車で15分くらい。
 長野県東筑摩郡波田町竜島3452 地図
 TEL 0263-94-1126
 営業時間 午前10時~午後10時まで
 休館日 毎週月曜日
 料金 大人500円 子供250円
 詳しくは 波田町公式サイト 竜島温泉せせらぎの湯 をご覧下さい

感想

山頂からの眺めは生憎楽しめませんでしたが、思っていたよりも楽しい登山になりました。標高差1200mで水場がないのは辛いです。水分は多めに用意したいと思いました。
この市民登山は自分のペースで進んで良く、天狗岩頂上を1時に下り始めればいいとのことです。早く下山できた人から順次帰ります。毎年6月の第1日曜日に実施するので参加するといいですよ。
主催者:松本市梓川観光協会、梓川ふるさと振興公社
お問い合わせ先:松本市梓川観光協会(松本市梓川支所経済課内)
   電話:0263-78-3000

  【2009年6月7日実施 登山者・記事:アルプスちえみ】

長峰山

2009年9月6日 投稿者: アルプスちえみ [ コメントはこちらから: »

長峰山(ながみねやま)は安曇野市明科にある標高933.3mの里山です。歩いて登る人よりも車で行く人のほうが多い山です。車道が光城山に続いているので長峰山・光城山を縦走することもできます。
昭和45年5月に長峰山に川端康成(小説家)、東山魁夷(画家)、井上靖(小説家)の3名が来たことがあります。それは当事の南安曇郡穂高町が北アルプス山麓の自然と開発の調和実現のために川端康成に意見を求めてのことでした。頂上には東山魁夷の文章が石碑として刻まれています。
当時の様子は安曇野市のホームページ「三人の作家安曇野来訪」に詳しく書かれています。

アクセス方法

<マイカーの場合> 国道19号線を北に向かい安曇野市明科の中川手簡易郵便局が左手に見えると国道19号の右側には長峰荘の看板があるのでそこで右折します。小さなトンネルを通りまっすぐ登っていくと長峰荘に出ます。登山口の駐車場は長峰荘のすぐ上にあります。

長峰荘登山口(標高約580m)~尾根 約25分


良く整備された登山道で歩きやすいです。
←登り始めはこんな感じ。

少し上にいくとアカマツの林になります。
傾斜はそれほどきつくありません。

尾根~車道 約20分

尾根の林アカマツ妖怪
尾根伝いはゆるやかな坂道です。気持のよい雑木林の登山道。尾根に上がってくるまでのアカマツはまっすぐに伸びていたのですが、尾根にあるアカマツは幹が太く曲がっています。木の妖怪のように感じます。
石仏良いお顔
傾斜が若干きつくなった所には小さな石像があります。いいお顔です。

車道~長峰山頂上 約10分

車道をしばらく歩きますが、3分くらいで車道から左手に入っていくと草原が広がっています。

パラグライダー離陸'頂上のモニュメント
頂上付近にはパラグライダーが飛び立つように滑走場があります。頂上には大きなモニュメントもあります。
そして東山魁夷の石碑も。石碑には「安曇野を想う 東山魁夷 五月の若緑に蔽われた安曇野はなんと美しかったことか 上高地から流れ出る梓川が高瀬川と合流し犀川となって北に流れる平野の上に高く連なる北アルプスの山々 常念、東天井、燕と長峰山の上で案内人の指し示す残雪の嶺々を仰ぎながら飽かず眺めたひとときが忘れられない」と書かれています。(石碑の文字は読みにくかったので、安曇野市役所明科総合支所の方に教えていただきました)

雲がかかる北アルプス北アルプスを一望できるはず
展望台がありますが、展望台の上からは木が邪魔をして眺めがいまいちです。下で見る眺めのほうがいいです。
展望台展望台からの眺め

長峰山頂上~天平の森 約10分

天平の森へ看板

天平の森はキャンプ場・コテージ・天文台・展望風呂・食堂などもある複合施設です。畳敷きの休憩所があり、自然観察や星に関する本を見ることもできます。

天平の森~長峰山頂上 約15分


天平の森と頂上の中間には蝶の森があります。立て看板によると安曇野市「長峰山を愛する会」の人たちが平成13年から山の手入れをして蝶が生活できる森を作ったようです。

長峰山頂上~長峰荘登山口 約35分

歩きやすい登山道なので足がすいすい運びます。あっという間に登山口に着いてしまいました。
きのこナデシコ花菌類?

感想

今年(2009年)の梅雨明け以後は天候がぐずつき急変することも予想されたので標高の高い山に行く気になれませんでした。それでも山を歩いていないと体がなまってしまいそうでどこか歩きたいな~という時にお薦めの山です。空き時間にちょこっと登れる感じもいいです。下山後にすぐ長峰荘で温泉に入れるのもうれしいです。長峰荘に関しては当サイト内「光城山」をご覧下さい。

  【2009年7月26日実施 登山者・記者:アルプスちえみ】

尼巌山 奇妙山

2009年4月25日 投稿者: アルプスちえみ [ コメントはこちらから:2 通 »

尼巌山奇妙山
尼巌山(あまかざりやま 写真左)と奇妙山(きみょうざん 写真右)は、共に長野県長野市松代にあります。
尼巌山は標高780.9m。山頂の看板の記述では、鎌倉時代以前に築城された尼巌城(別名:東条城ひがしじょうじょう)があったとのことです。約400年間山城として使われていましたが1598年に廃城となりました。山頂付近には城の名残として堀の跡があります。
奇妙山は標高1099.5m。養蚕隆盛を祈る山、また御嶽信仰の山として昔から里の人々に慕われていたようです。山頂付近には石碑や石仏があります。


アクセス

マイカーの場合 長野自動車道松本インターから高速道路に乗り、北に向かいます。更埴ジャンクションで上信越自動車道に入ります。(松代サービスエリアでトイレ休憩をお薦めします。)長野インターで高速道路を下りて、交差点を左折して南に向かいます。信号機「長野インター南」を右折、その後信号機「上高相」を左折、そのまままっすぐ進み三叉路で左折、まっすぐ進むと突然細い道になりますがそのまま進みます。東条小学校を過ぎ、左手に鳥居があるのでそこに車を停めます。 玉依比売命(たまよりひめのみこと)神社を目標にするとよいでしょう。 
周辺地図

やまたみ倶楽部の登山

今回の山行は、やまたみ登山学校の卒業生中心の会として今年2009年4月に発足したやまたみ倶楽部(正式名称:やまたみ登山学校OB会やまたみ倶楽部)の第1回目の登山でした。山のシュンランやダンコウバイの花を楽しむ他に麓のあんず畑の花も楽しみながらの企画で、今年は春先に気温がぐんぐん上がり当初の予定を1週間早めました。しかし、気温上昇が著しく満開の時期を逃してしまいました。もう3~4日早いと最高だったと思います。
この1年間は講師の方の指導によって登ります。今回は飯島さんに同行していただき、バラエティに富んでいる尼巌山・奇妙山はWストック(ストックを2本使用)の用意をしたほうが良いとの事前のアドバイスがありました。

玉依比売命神社の鳥居~池田の宮登山口 3分

鳥居からスタート玉依比売命神社(たまよりひめのみことじんじゃ)は「池田の宮」とも呼ばれています。鳥居の周りで準備体操。鳥居から登山口までは平らです。登山口には簡易トイレがあるそうですが、気付かずに通り過ぎてしまいました。話に夢中になっていたためか、神社の入口にも気付きませんでした。主祭神の玉依比売命は初代神武天皇の母君、神社にはまがたま等が日本最多の800個あるそうです。時間があれば神社に寄るのも良いでしょう。

池田の宮登山口~北尾根・南尾根分岐 25分

池田の宮登山口
石垣の階段を登って池田の宮登山口から入ります。しばらくすると石碑があります。登山道の脇にはバラ線(とげがついた針金の線)が張り巡らされていました。きのこシーズンには犬が放されることもあるようです。ご注意下さい。
ゆるやかな傾斜で登山道も良く整備されています。シュンランも咲いています。

北尾根・南尾根分岐~尼巌山頂上 50分

傾斜がきつくなる粋の良いシュンラン
分岐から北尾根側に進みます。分岐からしばらくはなだらかなのですが、8分後くらい(4体の石仏がある所)から岩が目立ち始め、急坂になります。
なだらかな登山道の脇にはツヤツヤのシュンランが咲いていました。
眺めの良い場所
岩場を登りきったところに眺めの良い場所があり休憩。ここから頂上までは20分。写真の赤い点が鳥居のあるスタート地点です。

ロープの張られた登山道頂上の看板
尼巌山頂上まで急坂が続きますが、大変な場所にはロープが張られていてよく整備されています。
頂上近くまで来るといくつか堀の跡があります。こんな山の頂上まで攻め入る体力と気力があったなんて考えられません。

尼巌山頂上

記念撮影
これからまだ奇妙山まで行くので10分ちょっとの休憩。頂上は木に覆われているためそれほど視界はよくありませんが、木がない場所から里を見ることが出来ます。

尼巌山頂上~岩沢分岐 45分

頂上から下る
頂上からの下りの傾斜は険しいですがロープが張られているので安心です。標高700m位まで下り、760mまで登り、岩沢分岐の740mくらいまで再び下ります。奇妙山は尼巌山よりも標高が高いため、そのまま下らずに登るだけならば良いのですが、下りが2回もあるのはもったいない気がします。

岩沢分岐~JA総合研究所分岐 25分

ダンコウバイダンコウバイ雄花
登山道の北側は杉林。スギの雄花がいくつも落ちていました。花粉症の方にはお気の毒なコースかもしれません。登山口から木に黄色い花が咲いているのを見かけました。似ているのですがよく見ると3種類の花なのです。ダンコウバイの雄花と雌花、アブラチャンの3種類です。ダンコウバイは雄花と雌花は違う木に咲きます。雌雄異株なのです。雄花はフサフサとしていて雌花よりも華やかな感じです。アブラチャンはダンコウバイよりも黄色みが少なく緑がかっています。花が枝から対になって出ているので近くで見るとダンコウバイとの違いが一目でわかります。写真はダンコウバイの雄花です。

JA総合研究所分岐~奇妙山頂上 60分

JA総合研究所分岐には近くに大きな「出会いの石」があります。
高見岩皆神山
尼巌山を望むこの山行の中で一番見晴らしが良いのが高見岩です。JA総合研究所分岐から5分です。上の写真の台形の山は皆神山(みなかみやま)、標高659m。左の写真の赤い点は、左がスタート地点、右が尼巌山山頂。すっきりとしていれば北アルプスの山々が見えるらしいのですが、この日は霞んでいてかすかに白く浮かぶ山の先端が見えただけで何の山なのか全く判断できませんでした。
登っても登ってもまだ頂上には着かず、「もう目前 ガンバレ」と書かれた札があったのでもう少しかと思ったのですがなかなか着かず、結局札の場所から20分登って頂上に着きました。あの札は奇妙山頂上までのことではなかったのでしょうか?登りの20分は結構長く感じました。

奇妙山頂上

頂上直前の石碑頂上の祠
長野市街地側
頂上直前には石碑があります。ただの岩かと思ったのですが頂上にもいくつも石碑があり、祠もあります。頂上は木に覆われていますが、長野市街地側は視界が開けていて、高妻山や北信五岳(ほくしんごがく)の飯縄山、黒姫山、妙高山が見られるのですが霞んでいるためうっすら見えました。
ほぼ予定時間通りでここで昼食。

奇妙山頂上~岩沢分岐 45分

登りの時にはだまされたと思った「目前」の札までは、頂上から15分でした。下りは足取りも軽いのであっという間に来た気がしました。JA総合研究所分岐も30分もかからずに下って来られました。下りは楽なのですが結構脚がガクガクしていました。

岩沢分岐~岩沢登山口 25分

杉林を歩く滑りやすい坂
尾根沿いの登山道は落葉樹が多く明るい道でしたが、ここからは杉林になるので少しくらい感じになります。しっかりとした歩きやすい登山道ですが、急坂で土が乾燥していて滑りやすいところもありました。

岩沢登山口~玉依比売命神社の鳥居 25分

登山口の下描きたくなる風景
岩沢登山口に出ると目の前にはアンズ畑が広がっています。花盛りを期待したのですが、花の最盛期は過ぎて枝には茶色に変色した花びらが目立ちました。花が咲く順番は、杏→桜→桃ですが、気温が一気に上がったために桜も桃も満開でした。杏の里を描きに来ている人を何人か見かけました。天気が良く温かいので気持ちよく描けたことでしょう。

お薦めのサイト

長野市役所 コース地図(PDF)
 長野市役所観光課に問い合わせるとトレッキングコース地図を頂くことが出来ます。
ひらさんのHighトレッキング
  尼巌山(2007年2月)
  尼巌山・奇妙山(2009年2月)
    写真豊富で地図もイメージしやすいです

お薦めの温泉

国民宿舎松代荘 
 長野市松代町東条3541 TEL026-278-2596
  ホームページ
 営業時間 10:00~22:00
 入浴料 大人500円 小学生200円 
武田信玄の「隠し湯」として兵士の傷と疲れを癒したという由緒ある名湯。湯の色は白濁オレンジ色で、体が見えなくなるほどの濃さです。含有物質の種類の多さは全国でも珍しいそうです。飲泉不可と書いてありましたが、ちょっとなめてみたら塩気がありました。湯の温度はやや高め。内湯と露天風呂があります。
効能:切り傷、外傷(やけど等)、胃腸病、婦人病(月経障害、卵巣機能不全など)

記者の感想

尼巌山と奇妙山の二つの山を登ったのですが、中間にも山があったので3つの山を登った気分です。岩沢登山口から下った所で尼巌山と奇妙山の両方の山を眺めたときには「良く歩いた。偉い!」と自分をねぎらいたくなりました。落葉樹が多い山なので芽吹きのシーズンや秋の紅葉も素晴らしいのではないかと思います。
今回のルートは比較的楽なルートです。尼巌山・奇妙山へのルートはいくつもあります。登り下りが大変なコースもあるようなので調べて登ったほうが良いと思います。
尼巌山と奇妙山それぞれに素晴らしい山です。両方登る時間がなければ、花が好きな方には尼巌山、展望を楽しみたい方や急坂が苦手な方には奇妙山がお薦めです。

  【2009年4月12日実施 登山者・記者:アルプスちえみ】

光城山

2009年4月11日 投稿者: アルプスちえみ [ コメントはこちらから: »

光城山光城山(ひかるじょうやま)は長野県安曇野市豊科にある標高911.7mの里山です。1500本の吉野桜が登山道に沿って頂上まで続いています。桜のシーズンにはライトが灯され昼夜多くの人が訪れます。
城山と名がついているようにかつてはここに光城という山城がありました。1553年に武田信玄によって攻め落とされ、今では頂上に火の守り神をまつる「古峯神社」があるだけです。
登山口は標高約600m、山頂までの標高差は300mちょっとなので、初心者や登山シーズンの足慣らしに最適です。


青い矢印は花桃の林への方向です。

登山道案内板
左の写真は駐車場の脇にあった登山道案内図です。クリックすると大きくなります。

アクセス方法

マイカーの場合 国道19号線を北に向かい安曇野市豊科の信号機「野田」で右折して道幅が狭い線路下のトンネルをくぐり、T字路に出たら左折、道なりに進むと右手に光城山登山口の案内標識が出てくるので、そこで右折。広い駐車場(30台)があります。駐車場に簡易トイレがあります。
公共交通機関の場合 電車JR篠ノ井線「田沢駅」下車。国道を北に向かい、信号機「野田」で右折、マイカーの場合と同じ道を行きます。田沢駅から登山口までは徒歩20~30分くらい。

登山口から頂上まで 40分

気軽に登れる山ですが、久々の山登りのため坂がきつく感じます。
「ツツジコース」と「アカマツコース」の分岐や「サクラコース」と「アカマツコース」の分岐などいくつか分岐地点があります。大体左側に登って行く道を通れば最短コースになります。ゆっくり楽しみながら登りたい方は右手のコースを行くと大回りになります。

頂上 南から北に移動 10分

山の案内板大町方面は見えます
頂上にも桜の木がたくさんあります。眺望が良いので案内板と見比べて山を探すと良いでしょう。 とは言うものの、記者が登るときには大抵北アルプスに雲がかかっていて、常念岳の右隣に並ぶ槍ヶ岳を見たことがありません。この日も常念近辺は雲がかかっていましたが、大町方面の爺ヶ岳・鹿島槍などは見えました。

右の写真は、2008年4月26日の雨の日に登ったときの様子です。雨降りの日もなかなかのものです。

古峯神社
古峯神社の近くには三角点があるらしいのですが、気が付かずに通り過ぎてしまいました。
頂上付近にはトイレ(バイオトイレ)が2箇所あります。

車道案内板
少し車道を歩きます。左側の北廻りコースに進みます。

北廻りコースで下山 駐車場まで 30分

芽吹きはまだアズマイチゲ
林の中はまだ芽吹きには早く、山は全体的に茶色です。頂上と駐車場の中間地点の少し上でやっと花を見つけました。アズマイチゲです。


青色の矢印は花桃の林に行く道です。赤色の矢印は今回の登山ルートです。
桜が有名な光城山ですが、桃の花も見逃せません。


駐車場の上の広場まで下って来ると小さな橋があります。その橋を渡り、少し登った所から見る桃の木々は正に桃源郷です。

花桃林    桃源郷
↑写真は2008年4月26日の様子。左が花桃林の中です。右は橋から少し登った所からの眺めです。


駐車場の脇には「さくら池」があります。良く見ると桜の花びらの形をしています。

お薦めの温泉

安曇野市保養センター「長峰荘
ガラス張りの明るい内風呂と少し立ち上がれば北アルプスの雄大な姿を眺められる露天風呂があります。洗い場にはシャンプーもボディーソープもあります。脱衣室にはドライヤーもあります。人口鉱泉のためか比較的空いているのでゆったりとできます。
泉質:ラジューム複合弱アルカリイオン泉
適応症:リュウマチ、神経痛腰痛、冷え性、肩こり、疲労回復、あせも、荒れ性、しもやけ、あかぎれ など

安曇野市明科中川手14-2 地図
TEL 0263-62-2195
長峰荘公式ホームページ こちら
定休日 毎月第2火曜日(祭日のときは、その翌日)
営業時間 10時~21時(20時30分まで入館可)
入浴料 大人:350円 小学生:150円 幼児:無料
 (※2009年5月1日から入浴料金が変わります。大人:400円 詳しいことはお問い合わせ下さい)
お風呂上りにソフトクリームはいかがですか?メーカーのソフトクリームなのですが、自分で作らせてもらえるのでちょっと楽しいです。

記者の感想

気楽に登れるので2時間くらい時間があればゆっくり登ることができます。ちょっと山から遠ざかっていたせいか、翌日には筋肉痛になってしまいました。登る前と後に、もっと丹念にストレッチなどをするべきでした。気を引き締め、山の感覚を取り戻すためにも登山シーズンの初めには登っておきたい山です。登山靴を新調した時にも調子を見るために登っておくと良さそうです。
2008年4月26日の雨の日に登ったときには、地元のアマチュアカメラマンの方が何人か来ていました。雨の日も写真撮影に良いそうです。「おちおち家に居られない」と言っていました。光城山は地元の人達の憩いの場にもなっていて、愛されている山だと感じました。

  【2009年4月5日実施 登山者・記者 アルプスちえみ】

冠着山(かむりきやま)

2009年3月26日 投稿者: アルプスちえみ [ コメントはこちらから:2 通 »

冠着山(かむりきやま)は、千曲市と東筑摩郡筑北村にまたがり善光寺平の南端を区切る標高1252.2mの里山です。姨捨山(おばすてやま)とも呼ばれています。
登山コースは大きく分けると3コースあります。坂井村から登るコースと坊城平コース、冠着神社鳥居コースがあります。
今回は、冠着神社鳥居コースから登り、坊城平コース側に下りて再び冠着神社鳥居コースに戻ります。

アクセス方法

<マイカーの場合>中央自動車道麻績(おみ)インターで下りて、右に曲がり、国道403号線を聖湖(ひじりこ)まで登り、聖湖の南の道を東に進みます。聖湖からは道幅はあまり広くなく曲がりくねった道です。一本松峠の変形交差点からは林道を下ります。(反対側に下ると「かむりき駅」に出ます)車のすれ違いや落石に注意してください。鳥居が見えたらそこが登山口です。右側に駐車スペース(3~4台分くらい)があります。このルートは山道の運転に慣れていない人にはちょっと大変かもしれません。
高速道路を更埴インターで下りて南に進んで姨捨山登山口に行く方法もあります。
ETC搭載の軽自動車や普通自動車でしたら姨捨山サービスエリアから下りることもできます。利用時間が制限されていますのでご注意下さい。
(記述での道案内はわかりにくいので、詳しいことは千曲市経済部観光課にお問い合わせ下さい。)

<公共交通機関の場合>JR篠ノ井線の「かむりき駅」で下車、徒歩75分ほどで鳥居平の登山口に着きます。

やまたみ登山学校

今回の冠着山登山は、やまたみ登山学校の4月の実習登山で、目的は「早春の花に会う山旅」です。スプリングエフェラメル(早春、まだ雪が溶けて間もない頃、春の陽光をいっぱいに浴びて花を咲かせ、花が終わると地上から全く姿を消してしまう花々のこと)を楽しめる絶好の時期でした。
かなりのんびりと花を楽しんで歩いていたので、実際の時間を表示しています。頂上までの往復の標準的な時間は、登り2時間、下り1時間30分のようです。

冠着神社鳥居コース登山口(標高約680m) 9:15出発

登山口登山道
よく整備されていて歩きやすい登山道です。丸太で作られた階段が続きます。杉林なので日陰で日焼けの心配もあまりなく涼しいです。

久露滝 9:40

くろだき登山道ヒカゲツツジシュンラン
久露滝から15分ほど登るとヒカゲツツジの群生が見られます。足元にはシュンランまでありました。
(2009年4月29日はヒカゲツツジの花のピークは過ぎた様子であまり見られませんでした。)

林道 10:20

舗装の林道を渡った先じっくり見る人
舗装された林道を横断します。
エンレイソウ、アズマイチゲ、ユリワサビなどいろいろな花が咲いていました。女性たちは立ち止まっては「わ~かわい~。きれい~。」などと言いながら熱心に写真を撮っていましたが、男性たちは早く先を急ぎたい様子でした。いこいの森との分岐(直登の手前)の少し下の木陰にエンレイソウやアズマイチゲ、直登の後のトラバースにユリワサビやアズマイチゲの群生があります。
眺望案内頂上まで「あと5分」の場所は北アルプスを眺めるのに絶好の場所です。

頂上 12:00

頂上到着頂上からの眺めアズマイチゲ記念撮影
頂上には祠があり、神事が行なわれていました。
この日は霞んでいてよく見えませんでしたが、すっきりと晴れていれば善光寺平の向こうにも山々が見えていることでしょう。
登ってくるときには花を開いていなかったアズマイチゲが昼過ぎには花が開いていました。

下山開始13:30

頂上を横切り、坊城平いこいの森(キャンプ場)に向かって下ります。よく整備された登山道ですが、小さな石の乗って滑らないように注意してください。

みちしるべ矢印の方向へ
この道しるべが出てきたら「いこいの森へ」のやや下向きの矢印の方向に進みます。

道しるべ石垣
「ぼこだき岩を経ていこいの森へ」の方角に進みます。しばらく歩くと石垣があります。「ぼこだき岩」がどれかわからないまま下ってしまいました。結構大きな岩らしいのですが・・・。
いこいの森まではカラマツや雑木の落葉樹が多く明るい林です。紅葉の時期も美しいことでしょう。

みちしるべ矢印の方向へ
「いこいの森へ」やや下向きの矢印の方向へ進みます。この道しるべから少し下った所にカタクリの花が見られます。登山道のどまん中にまで咲いていました。そこからしばらく下るとカタクリやニリンソウが咲き乱れている所がありました。
カタクリニリンソウ
おとぎ話の花の国にでも迷い込んだかと思うような光景でした。ニラかノビルもあり、踏みつけられて独特の匂いを出していました。嗅覚は現実的でした。
(2009年4月29日はニリンソウは花が一つだけで茎も伸びていませんでした。)

いこいの森 14:20

いこいの森かわいい花
いこいの森ではトイレが使えます。
ここからは舗装された林道を歩きます。とりたてて面白くもない道だと思っていましたが、道路の脇には花が咲いていました。
大きな看板で左へ
大きな案内板があるところを左折します。

再び山道 14:55

舗装道路を右に折れて、登ってきた山道(久露滝の道)に戻ります。

冠着神社鳥居コース登山口 15:15到着


感想

登山実施直前に市販の登山地図は用意したものの、登山道が記されていないではないですか!標高が高い山や、多くの人が行く山は登山ルートが描かれていますが、里山は情報が少なく、事前の調査も不足していて、引率されるままに歩いてしまいました。記事を書くにあたって調べ直してみても登山道がはっきりとわかる地図や資料があまりないために、わずかな資料を見ても何か納得できず、もう一度登って確かめたいほどです。実施してから約1年後に記事を書いていますが、出来れば今年同じ時期の春に再度スプリングエフェラメルを楽しみたいと思っています。里山の良さを実感できる山です。

  【2008年4月27日実施 登山者・記事 アルプスちえみ】

お問い合わせ先

千曲市役所 経済部観光課
  千曲市役所ホームページ こちら
長野県千曲市上山田温泉4-15-1
TEL 026-275-1753
千曲市役所ホームページ登山情報 PDF1  PDF2
この記事を書くにあたり、千曲市役所の総務部の方にもご協力いただきました。
「戸倉上山田温泉で疲れを癒してからお帰り下さい」とのことです。

お薦めの温泉

かめのゆ公衆浴場「湯元かめ乃湯
千曲市上山田温泉1-27-11 地図
営業時間:10時~23時(入場は22時30分まで)
TEL:026-276-4664
料金:大人350円(市外の方) 中人(6歳以上12歳未満)150円(市外) 子供(6歳未満)70円(市外)
泉質:単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉)
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病
硫黄の匂いはしますが、強すぎないので衣類へのにおいの染み込みもあまり気になりません。男女風呂それぞれに内風呂と露天風呂があります。脱衣室はとても広く、ドライヤーも備えられていました。衣類置き場は100円玉が戻ってくるコインロッカーです。石鹸・シャンプーなどは各自ご用意下さい。記者が行ったときには混んでいて洗面器が足りない状況でした。「ただ今混み合っておりますので洗い場は譲り合ってお使い下さい」とアナウンスされていました。そのためか場所取りをしている人は少なく、ご親切な方が多いように感じました。常連の方のマナーも良さそうです。

カタクリの花2009年4月29日に再び冠着山に個人で行きました。暖冬の影響を心配したのですが、3~4日前くらいから寒い日が続いたためか、昨年と同様のスプリングエフェラメルを楽しむことが出来ました。下山時には登山道の整備(橋の塗装や落ち葉さらい、階段の整備等)をされている方が大勢いました。連休前の整備だそうです。安全に登山が出来るのはこのような支えがあるからですね。ありがとうございます。
「マイカーの場合」と登山道の状況、お薦めの温泉など加筆訂正いたしました。
【2009年4月30日追記:アルプスちえみ】

鍋倉山 残雪と新緑の5月

2008年6月9日 投稿者: アルプスちえみ [ コメントはこちらから: »

やまたみ登山学校の中級コース5月の実習登山に参加しました。

鍋倉山は、長野県飯山市と新潟県妙高市にまたがる標高1289mの山です。5月は残雪とブナ林の新緑が素晴らしいと定評のある山です。
2007年10月27日にもやまたみ登山学校で登った山ですが、残雪と新緑の限られた時期の素晴らしい眺めを見せたいとの思いで講師の方が選定してくれました。テーマは「新緑のブナの森を歩こう」

松本からのアクセス方法

車:高速長野道松本インターから乗り、豊田飯山I.C.で自動車道を降りて右折すると国道117号線(飯山バイパス)になります。千曲川に沿って北に進み、戸狩(とがり)温泉スキー場方面に向かいます。県道95号線に出たら後は道なりに登っていきます。
注意〕関田峠へ続く県道95号線は2007年11月14日より冬季封鎖になっています。開通予定は2008年5月30日(金)です。積雪の状況によって変わりますのでご注意下さい。
道路状況については「なべくら高原・森の家」tel0269-69-2888 にお問い合わせ下さい。
鍋倉山周辺の地図

公共交通機関:電車では、JR松本駅から中央線でJR長野駅まで行き、長野駅で飯山線に乗り換えてJR戸狩野沢温泉駅(とがりのざわおんせんえき)下車。ここから登山口まではタクシーがおすすめ。→タクシー運賃情報
松本から長野までの高速バスもある。→松本電鉄 長野松本線

今回の記事の所要時間などについては、ザイルワーク等があり参考になりにくいので、実行の時間を追って掲載いたします。

登山口

残雪の壁を上がる車は2007年の秋の登山口よりも下のカーブに停めました。雨が降っていたので合羽を着て、安全ベルト、シュリンゲ、カラビナを装着。
午前9時。道路の脇の残雪の壁に取り付いて登山開始。この壁を登るのに結構手間取りました。先に上った人に、リュックを引っ張りあげてもらって上ることができました。
歩き始めてから間もなくアイゼンを装着。軽アイゼンの人もいれば、靴のままの人もいました。私は10本爪のアイゼン。
秋にはジグザグに何回も折り返しながら登りましたが、雪がたっぷりあるこの時期は直登出来ます。その分傾斜はきつくなります。

最初のザイルワーク9時20分ごろには安全確保のためザイルを使用しました。講師の方が張ってくれたザイルにシュリンゲを巻きつけて慎重に登ります。シュリンゲは机上講習で勉強したプルージックやヘッドオン結びです。足が滑りやすいところがあり、何人かは足を取られていましたが、ザイルがあったために止まることができました。ザイルワークは約1時間続きました。時々アイゼンを装着した状態で木の枝をまたいだりしながら歩くのが結構大変でした。スパッツにひっかけてしまい穴が開いてました。アイゼンをはじめて使用したのですが、がっちりと雪に食い込んで安心して歩けました。ザイルの取り扱いは慎重に行わなければなりません。アイゼンはもちろんのこと靴でも踏まないように注意しましょう。
10時15分、ほっと一息約15分間休憩。気がつくと雨はやんでいました。

森姫 森太郎

森姫なだらかな坂を下っていくと森姫がありました。午前10時35分。生命感あふれる新緑のこの時期でも森姫の姿は痛々しいものがありました。

森姫の場所から少し登ったところに森太郎がありました。すぐそこに見えるため、秋に登ったときよりも近く感じました。10時50分、森太郎に到着。
森太郎に向かう森太郎に生えた山桜
   左の大木が森太郎          森太郎に生えた山桜
森太郎の幹の又には山桜が咲いていました。森太郎はもうお年寄りの木です。山桜が大きくならないように祈る気持でした。

尾根を目指す

再びザイルワーク
11時、再び歩き始める。11時15分、再びザイルワーク。
12時、尾根に出る。霧が濃くなり幻想的な風景が広がっていました。約40分ほど休憩・昼食。

煙るブナ林昼食

鍋倉山頂を目指す

鍋倉山頂上
地図とコンパスをあわせて方角を確認して12時40分出発。尾根は登り坂ですが、急勾配ではありません。
12時55分、山頂到着。霧は相変わらず濃く、周囲の山は何も見えませんでした。

下山開始

下山開始13時10分、下山開始。いつも思うことですが、雪の上を歩いて下るのは楽です。下りもアイゼンはがっちりと利いて安心でした。軽アイゼンや靴の方は、一歩一歩上手に滑りながら下りていました。木が邪魔にならない場所ではお尻で滑り降りました。

かすむ新緑クリヤーな新緑
13時25分、「くりやぁ、くりやぁ」と何人かが言っていました。何のことかと思ったら霧がほとんどなくなり頭上には新緑の優しい緑色が広がっていました。
沢を下るブナの曲線
13時30分、沢を下る。沢と言っても残雪の上を歩きます。注意を払って一番低いところではなく、少し高めの場所を歩きます。辺りを見回しながら新緑と雪と幹の美しさを堪能しました。ブナは幹が細い時には雪に倒され、それを繰り返しながら雪に負けない大木になっていきます。雪に倒された頃の名残が根元に残るためにあの美しい姿ができます。その曲線のためブナに色気を感じる人もいます。沢の最後に穴が開いていました。その下には勢いよく水が流れていました。雪の下はやはり沢です。
14時、車道に出ました。少し下って車のある場所に戻れました。

お薦めの温泉 「暁の湯」

暁の湯戸狩温泉「暁の湯」は眺めが最高です。内湯と露天風呂あり。
営業時間 AM11:00~PM10:00
  毎週月曜日休み(月曜日祝日の時は火曜日休み)
料金 大人500円 小学生300円 AM11:00~12:00まで65歳以上200円
住所 飯山市豊田6530-2
TEL 0269-65-4798

松本の里では、積雪後に雨が降ると雪が溶けてぐちゃぐちゃになるのですが、飯山ではこの時期に雪の上に雨が降っても残雪は締め固まるようです。そうは言っても春は雪の状況が日々変化しますので、情報収集を心がけてください。
鍋倉高原一帯のことを教えてくれます。→「なべくら高原・森の家
  長野県飯山市なべくら高原 柄山
  tel 0269-69-2888 

10月、紅葉の時期の記事

      【2008年5月11日 登山者・記事 アルプスちえみ】

※「暁の湯」の営業時間と料金の変更により訂正いたしました。2009年3月15日

残雪の梨平峠(関田山脈)

2008年4月27日 投稿者: アルプスちえみ [ コメントはこちらから:2 通 »

梨平峠(なしだいらとうげ)は長野県飯山市と新潟県上越市の県境にある関田(せきだ)山脈にある標高1100mの峠。関田山脈の斑尾山(まだらおやま)~牧峠(まきとうげ)間~天水山(あまみずやま)までの80kmにおよぶ尾根道は信越トレイルと呼ばれています。(2008年4月現在は牧峠まで(50km)が整備されています。)ブナの森が広がる関田山脈には、16もの峠道があります。かつては信濃と越後を結ぶ交易の道として、越後からは塩や海産物が、信濃からは内山和紙や菜種油が運ばれました。

松本からのアクセス方法

車:高速長野道松本インターから乗り、豊田飯山I.C.で自動車道を降りて右折すると国道117号線(飯山バイパス)になります。千曲川に沿って北に進み、戸狩(とがり)温泉スキー場方面に向かいます。県道95号線に出たら後は道なりに登って行くと途中に「みゆきのライン」の看板があるので案内に従い右折します。トンネル(天井は隙間があり明るい)を抜けたところが登り口。

公共交通機関:電車では、JR松本駅から中央線でJR長野駅まで行き、長野駅で飯山線に乗り換えてJR戸狩野沢温泉駅(とがりのざわおんせんえき)下車。ここから登山口まではタクシーがおすすめ。→タクシー運賃情報
松本から長野までの高速バスもあります。→松本電鉄 長野松本線

「なべくら高原・森の家」のスノーシューツアーに参加

雪解けの時期は、スノーシューよりもかんじきのほうが歩きやすいようです。レンタルの方はかんじきを借りていました。登山未経験者から熟練者まで7人が参加しました。
9時30分集合、車で登り口まで移動しました。
羽広山~梨平峠(残雪期) 地図

羽広山~畑の中のブナ林 70分 休憩含む

9時50分ごろ羽広山のトンネル付近から出発。(標高約520m)
雪の重みに耐えきれず倒れている杉の木の間を歩いて行きます。雪が解けた場所からは杉の木に雄花が付いているのが見られました。この杉達は、倒れて死んでしまった訳ではありません。雪の重みが無くなれば立ち上がってくるそうです。立ち上がる時の幹にぶつからないように注意して歩きます。(午後3時ごろにここに戻ってきた時には、杉の木が立ち上がっていました。)歩き始めてから20分くらいはスノーシューを履かずに歩きました。
まだまだ残雪がたっぷりあるところからスノーシューを履きました。畑を突き抜けてたり、林の中を通ったり、比較的ゆるやかな上り坂でしたが春なので少し歩くだけで体が熱くなります。なるべく汗をかかないように上着を脱いだりしましたが、汗だくになってしまいました。春山は多めに飲み物を用意したほうがよさそうです。
畑を突き抜ける林を突き抜ける畑の中のブナ林畑の中のブナ林の脇を通過中畑の中のブナ林からの眺め
ガイドの佐藤さんの話では、畑の中のブナ林は樹齢150年くらいではないかということでした。ブナにしてみたら若手なのでしょうか。すんなり伸びた幹は銀色に輝き若者のようでした。

畑の中のブナ林~梨平峠 80分 休憩含む

まだしばらくは緩やかな坂ですが、30分ほど歩いた辺りから徐々に傾斜がきつくなってきます。空気の感じが変わりひんやりしてきます。雪の量も多くなり、ブナなどの木の幹の周りの穴が深くなっていました。木の周りの雪が溶けるのを「根開け」というらしいです。
徐々にきつくなる坂根開け
このあたりに生息しているウサギはコシアブラの枝から出た芽や枝もかじって食べているそうです。松本あたりのウサギだと、コシアブラの芽を食べたくてどんなにジャンプしても食べられないでしょう。雪深い所に住んでいるウサギは食べ物を探すのに大変でしょうが、おいしい山菜のコシアブラを食べられるとは!幸せなこともありますね。
峠手前の急な坂梨平峠が見えてくる手前の坂が傾斜としては一番きついかもしれませんが、距離は短いので、ここまで来るともうひと踏ん張りです。尾根に出て歩いていると、遠くから「ウィーン、ビュイーン」とけたたましい音が。その音はものすごい勢いで近づいてきます。そして私達が目にしたのは、林の中を駆け巡るスノーモービル2台。尾根に出た喜びもかき消されてしまうようなひどい音。早くどこかに消えて欲しいと切に感じました。森は静かであって欲しいものです。

梨平峠

鍋倉山梨平峠にたどり着いて昼食。時間は12時25分でした。
休憩をしている間に雲が薄くなり日が射してきました。雲の動くスピードも遅くなり、風もほとんどないくらいになりました。ポカポカです。
天気が良ければ日本海も見えるようですが、この日はそれほどまでに視界は良くありませんでした。
南には鍋倉山が見えます。写真中央の山が鍋倉山、右の小さな山は黒倉山。
峠はまだ3mくらい雪が積もっていました。平年よりやや少ないようです。

梨平峠~羽広山 100分 休憩含む

梨平峠からはお尻で滑り下ります。森の家では「ケツゾリ」と言っているようです。これを楽しみに来ていた人は、お米の入っていたビニールの袋をお尻の下に敷いて滑り降りていました。
私の番です。急斜面で全くコントロールが利かず、行きたくないほうに行ってしまいました。行きたくない方向を意識してしまったからでしょうか?ケツゾリが上手になるようにもう一度挑戦したいくらいでした。
ケツゾリで下るケツゾリと青空
関田山脈にはカモシカも住んでいて、新しい足跡もありましたが、カモシカを見ることはできませんでした。運が良ければ遭遇するらしいですよ。
鍋倉山眺めながら下る
  ↑中央の山は鍋倉山

登りの時には畑の中のブナ林の脇を歩いたのですが、下りでは林の中を歩きました。時々キツツキが木をつつく音が聞こえました。枯れた木にはキツツキが虫を捕るために開けた穴がいくつもありました。棲みかにする木は枯れてない木らしいです。
高社山コウシャサン     薄っすら見えるのは高社山→
善光寺平の北端にある標高約1351mの高社山(コウシャサン、高井富士タカイフジともいう)。新潟側からの風が通り抜けないため飯山盆地の夏を暑くしていると参加した人が言っていました。調べてみると、冬の気候もこの山が大きく影響していて、高社山の北側は日本海側の気候で雪が多く、南側の中野市などはそれほど雪は多くなく植生も違うとのことでした。

車道の脇には切り取られたように雪が残っているのですが、登る時に見た時よりも5センチほど低くなっているように感じました。この日も飯山の最高気温は17.8度(平年並み)でした。雪がどんどん溶けているため、登る時に寝ていた杉の木も起き上がり始めていました。雪国の植物は過酷な経験をして、たくましく春を迎えているのですね。

お薦めの温泉 「望の湯」

戸狩温泉「望の湯」は戸狩温泉スキー場のすぐ下にあります。内湯と露天風呂あり。
営業時間 PM4:30~PM10:00
  (スキーシーズンはAM10:00から)
  毎週火曜日休み(月、火曜日祭日のとき、水曜日休み)
料金 大人400円 小学生300円
住所 飯山市豊田7033-3
TEL 0269-65-2629

地域のことをよく知っているガイドの方がついてくれるツアーは、面白い話を聞くことができていいですよ。森の家ではいろんなツアーが企画されていますが、ガイドさんを頼むこともできます。詳しくは森の家にお問い合わせください。

なべくら高原・森の家
  長野県飯山市なべくら高原 柄山
  tel 0269-69-2888 

  【2008年4月20日 登山者・記事 アルプスちえみ】

鍋倉山(やまたみ実習登山)

2007年12月12日 投稿者: アルプスちえみ [ コメントはこちらから: »

第7回目の実習登山は鍋倉山登山です。ガイド4人、登山学校13人、市民登山7人の計24人参加。

鍋倉山は、長野県飯山市と新潟県妙高市にまたがる標高1289mの山です。豊かなブナ林の山として知られています。

松本からのアクセス方法

車:高速長野道松本インターから乗り、豊田飯山I.C.で自動車道を降りて右折すると国道117号線(飯山バイパス)になります。千曲川に沿って北に進み、戸狩(とがり)温泉スキー場方面に向かいます。県道95号線に出たら後は道なりに登っていきます。
注意〕関田峠へ続く県道95号線は2007年11月14日より冬季封鎖になっています。開通予定は2008年5月30日(金)です。積雪の状況によって変わりますのでご注意下さい。
道路状況については「なべくら高原・森の家」tel0269-69-2888 にお問い合わせ下さい。
鍋倉山周辺の地図

公共交通機関:電車では、JR松本駅から中央線でJR長野駅まで行き、長野駅で飯山線に乗り換えてJR戸狩野沢温泉駅(とがりのざわおんせんえき)下車。ここから登山口まではタクシーがおすすめ。→タクシー運賃情報
松本から長野までの高速バスもある。→松本電鉄 長野松本線

鍋倉山を探す

田茂木池鍋倉山を探そう
午前8時40分田茂木池にて
見事な紅葉に目を奪われたのもつかの間、登山の前に地図とコンパスを使ってどれが鍋倉山か確認しました。

登山口

田茂木池から車でしばらく移動。登山口に着きました。午前9時25分。登山口には標識は何もありません。登山口がどこかは秘密です。なぜなら基本的には巨木の谷登山道に入ることは環境保護のために良しとされていません。地図にも登山道は記載されていません。
何年か前にブナの大木森太郎(日本100名木)と森姫がテレビで放映されたところ、多くの人が一目見ようと入山するようになってから木が弱ってきてしまったそうです。後ほどまたお話します。
しかし、山に入ってしまった人が道に迷わないように森の中には要所要所に道案内の標識があります。この標識は毎年雪が降る前に撤去されます。2007年は11月11日に撤去作業がありました。道標・案内板の設置時期は例年6月上旬に行われますが、積雪の状況により遅くなる年もありますのでご注意下さい。詳しくは「なべくら高原・森の家」にお問い合わせ下さい。

森の中へ

親切な案内板
登山口から少し入ったところに道案内の標識がありました。基本的には入ってもらいたくないため登山道は整備されていません。木の根っこがいたるところに出ている細い道です。前日の雨の影響もあるのでしょうか、地面はぬかっていました。

森姫 森太郎

午前10時10分。登山口から45分ほどで鍋倉山に向かう道と森姫・森太郎に向かう道に分かれます。ここで森姫を3年間診断している樹医の根萩達也さんが森姫の姿を見てがっかりしないように気を遣って期待し過ぎないように話をしてくれました。根萩さんの説明
『もしかしたらとても期待して来ていますか?(何人もの人がうなづいていました。)森姫は訪れる人が増えてから急激に衰え始めました。ブナの寿命は300年から400年と言われています。森姫ももしかしたら寿命なのかもしれませんが、樹齢が何年なのか正確にはわかっていません。よく枝の広さと同じくらい根を張っていると言いますが、それは街路樹のことです。森の木はもっと広く根を張っています。地表から60センチほどの深さまでに栄養を吸収するための根を張っています。訪れる人が多くなったので地面が踏み固められて根がダメージを受けて弱ったのではないかと推測しています。森姫を見てがっかりするかもしれませんね。』

気持ちの良い道
気持ちの良い道をしばらく下っていくと先頭の班が立ち止まって上を見上げています。これが森姫か!根萩さんが言っていたようにかなり悲しい姿でした。姫とは思えない姿に唖然としてしまいました。

森姫の左側
根萩さんの説明が続きます。『森姫の左側は全く葉もなく幹も空洞になっています。右側には葉がついていますが、幹の表面だけで生きている状態です。地元の中学生がわらを運んで来て根の範囲を養生してくれました。広く張っていた根は弱ってしまい、今ではそれほど広くありません。』

森姫の場所から少し登ったところに森太郎がありました。幸いなことに森太郎は元気な様子でした。
森太郎の根元森太郎
   森太郎の根元          森太郎

鍋倉山頂上

12時15分。頂上では木などが茂っているため眺めを一望することができません。それでも頂上に着いた時には「お昼ご飯!」と思い、うれしさがこみ上げてきました。花より団子です。
昼食を済ませるとまたまた地図の見方の学習です。と言っても、講師の高橋さんの地図に記された登った山のたくさんの赤いマークに見とれてしまいました。
鍋倉山山頂で記念撮影みんなお腹を空かせていたせいなのか昼食後に記念撮影をしました。

下山開始

突然のロープワーク午後1時。下りはグチャグチャにぬかっている急坂があったため、ガイドの小口さんにロープを張ってもらいました。全員が下ってから講師の高橋さんが『ロープ、カラビナを持ってきた人はいますか?』・・・手を挙げたのは3人だけでした。登り易い山でも時には危険な状態になる時もあります。自分の身を守るためにも装備品の準備は怠らないように注意を受けました。まさかこんな所でと思う場所で必要になるものだと実感しました。まだまだ登山学校で学んだことが活かされていません。

名前はないけど名前はついてなくても立派なブナがいくつもありました。

午後2時45分登山口に無事戻りました。

参考になるサイト

 なべくら高原・森の家  季節ごとのイベントが紹介されています。鍋倉山へのトレッキングのほかに冬山のスノーシューハイクもあります。
 信越トレイルクラブ  関田山脈の総延長80kmにおよぶロングトレイルの紹介と整備管理。ガイド派遣もあります。

 5月、残雪と新緑の時期の記事

自然に触れることの難しさ

今回の登山学校は実習初参加でした。とても考えさせられました。自然の素晴らしさを体感したくて山に入ることが帰って自然を痛めてしまうことにもなる。なるべく傷つけないで自然の中に入って行きたいものです。
何回か「なべくら高原・森の家」が記述の中に出てきましたが、森の家は体験型宿泊施設でいろんなイベントが催されています。里山再生の活動もしていて、人が再び森の手入れをすることによって森が生き返ることを実践しています。人と自然が上手くやっていく見本になっています。森の家が事務局にもなっている「信越トレイルクラブ」に素晴らしいルールがありました。
『1、トレイル内を歩きます 2、植物を大切にします 3、ゴミは全て持ち帰ります 4、トイレは施設を利用します 5、表示された決まりを守ります 6、他人に配慮します 7、事前に情報を収集し計画を立てます』 詳しくは→こちら

【2007年10月28日 登山者・記事 アルプスちえみ】

春の虚空蔵山

2007年6月1日 投稿者: ビスタレけいこ [ コメントはこちらから: »

松本市の北部(四賀地区)にある虚空蔵山(1139m コクゾウサン)

県道303号線沿いを筑北村方面に向い四賀有機センターの看板を右に入り、
四賀有機センターを通りすぎたら、すぐに最初の登山口があります。
(虚空蔵山登山口は、四賀地区に何箇所あります。)

赤松登山口2

車道から、登山道を歩くと右手に赤松の林が見えます。
道沿いに上がると、炭焼き場に出ますので、そちらには行かずに写真左の看板の
ある登山道に進んでください。

山ツツジつぼみ山つつじ

山ツツジが登山道に彩りを添えています。下では満開ですが、上に登るとまだかわいらしいつぼみのままでした。
      

松の風景モリアオガエル

虚空蔵山は、頂上付近から見下ろせる里の景色と共に、赤松がとても見事な枝ぶりを楽しませてくれます。

写真右は、木の枝に泡にようなものがついています。
                  モリアオガエルの卵でしょうか?

 白いはなれん  白い花つぼみ

 山の植物の楽しさは、変容にあります。
 つぼみから咲いていく姿の変化を楽しめます。           
                       

白い雲頂上虚

頂上は、山城跡になります。約40分で到着しました。
やわらかな雲が、ふわふわ浮かびのどかな5月の風が吹いてきました。

 壁画 鳥居

頂上から更に進んで下りて行くと山の中腹に、
洞窟をくり貫いた社が作られています。手前には岩に彫られた仏像があります。

かわいい花湧き水

水の信仰もあるこの地域には、大変おいしい湧き水も戴くことが出来ます。
下山は、別ルートで約15分で車道に出ました。

虚空蔵山について詳しくは、こちらをご覧下さい。(別画面表示)

松本には、いくつかの整備された里山があります。
虚空蔵山には、トイレなどの設備はありませんが、
十分山歩きを、楽しむことが出来ます。
これからは、どんどん花が咲き楽しさも増してくると思います。
よかったら、ぜひ登山靴を履いてお出かけください。

   【2007年5月22日 登山者・記事 ビスタレけいこ】
  

戸谷峰(やまたみ登山講習)

2007年5月15日 投稿者: 常念あきら [ コメントはこちらから:4 通 »

戸谷峰とやみねは、松本市と上田市をつなぐ国道254号の三才山みさやまトンネル手前北側にある里山です。「峰」と言う名前ですが、三角点もあるりっぱな山です。ニリンソウなど山野草の花の宝庫で、眺望も良く、近年人気の山です。

今日は、開校したて、やまたみ登山学校の記念すべき第1回目の実習登山です。

松本からのアクセス方法

車:国道143号を北上、「六助池」交差点を右折して国道254号を走る。「三才山トンネル」(有料だが料金所まで行く前)のトンネル入り口手前右を気を付けて見ていると、小さな「三才山出合ドライブイン」がある。ここか、その先の帯所橋おびどころばしの手前に駐車

バス・タクシー:松本駅から鹿教湯温泉線バスで「三才山」下車、または浅間線バスで浅間温泉に行ってタクシー

地図

集合

朝8時、ガイド4名、生徒14名が「三才山出合ドライブイン」に集合。まずは、コースの説明、持ち物の講習、ストレッチ体操。

一つ、勉強になったのは、ストック(杖)の使い方。ストックは、うまく使えば体への負担を減らせるが、使う場合は頼り過ぎると危険。特に、谷側に突いて体を支えようとすると、崩れたり滑ったりして転落することがあるそうです。なるほど。

出発!

体操が終わったら、いざ、出発! ここは、登山道として整備された道を歩くのではなく、送電線の点検用の道を歩かせてもらうことになります。登山に使う国土地理院の地形図にも載っていません。

まず、国道を歩きます。幹線道路なので、路肩を注意して進みます。3つ目の橋「野間沢橋」の手前に階段があり、そこがコースの入り口です。

いきなり、最初は急な狭い道です。ケヤキ・クルミ・ブナなどの雑木林で、春〜初夏は気を付けて見ると、ニリンソウなどのいろいろな山野草の小さな花が見られます。

ニリンソウ・野鳥・熊だな・・

30〜45分ほど登ると、「L71から73」の鉄塔への小さな標識があり、右に曲がります。分岐点の正面には「ニリンソウの谷」があり、4月にニリンソウが群生します。

鳥の声を聞きながら歩きます。右側が谷なので視界が良く、紅葉の時期は特に美しい所です。

再度標識があるので、鉄塔の方に左折して登ります。計3本の鉄塔毎に腰を下ろして休み、次の鉄塔を目標にして登るのが良いでしょう。

木に「熊だな」発見!熊が自分で木の上に作る木のソファーとのこと。教えてもらわないと単に鳥の巣か宿り木かと思って通り過ぎるでしょう。こんな時はガイド付き登山はいいですね。

こちらは、キツツキの巣穴です。
最後のL73の鉄塔の場所からは北側の視界が開け、天気が良ければ、後立山連峰・妙高山・四阿山・浅間山まで見えます。

山頂!

登り口から3時間で、ついに山頂!! この日は曇天でしたが、天気が良ければ、山頂から、槍・穂高、乗鞍などの北アルプスが見えます。
一緒に登った方の中には、長野市から参加された方もいました。ガイドの石塚さんによると、東信地区にはこのようなツアーがあまりなく、遠く東御市の方でやまたみ登山学校に登録されている方もいるとか。

そして、山頂では、サプライズが!ガイドさんがおもむろに山用のコンロと天ぷら油をリュックから取り出し、山菜のコゴミを天ぷらにして、頂きました。何とも美味!

下山は慎重に

山頂から下る前に、下りは、安心して事故が起きやすいので、次のようなことに注意すべし、ということを教わりました。

  • 下りは登りよりスピードが出やすく、事故になりやすい。膝にも負担がかかる。
  • 頂上であちこち見てる間に「3べん回ってワン」状態になり、下る道を間違えて大変なことになる人がいるので注意
  • 道で休憩する時は、上から人や石が落ちてくることも想定して広い安全な場所で休む。

参加者の声

佐々木さんご夫妻の談:山が好きで30年前Iターンし、地名に引かれて『穂高』に住んでいます。その後仕事が忙しくてなかなか登れませんでしたが、リタイアしてまた登り始めています。今日はとても勉強になり、楽しい1日でした。

参考になるサイト

信州山遊びねっと – 戸谷峰
信州とっておき情報 – 戸谷峰

jonen_akira.gif登山のイロハや山野草の花の名前や「熊だな」まで教わった素晴らしい里山ハイクでした。

【2007年4月22日 登山者・記事 常念あきら】