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徳運寺・火祭り編

特集:三九郎って何?近所の三九郎に行ってきました→徳運寺・火祭り編

徳運寺(とくうんじ)・火祭り編(松本市入山辺地区)

松本市入山辺・徳運寺の厄除け縁日に合わせて行なわれる火祭り(三九郎)のやぐらは小正月の時期、市内の河川敷や田んぼ等で目にするそれとは一線を画しています。大人の背丈の5倍以上はあるかと思われる巨大さ。入山辺地区の伝統的な三九郎を復活させた「二十日会」のメンバーに火祭りについて伺いました。

【写真】徳運寺のだるまやさん

Q.復活のきっかけは?

入山辺地区の青年団・消防団などに所属していた有志が、毎月二十日に集まり親睦を深めていました。(現在の“二十日会”)そのメンバーが、古い行事を大事にしていこうという地域の動きと、徳運寺からの声がけもあって、当時下火になっていた三九郎を厄除け行事の一つとして12年前に復活しました。

Q.徳運寺・火祭り(三九郎)の特徴は?

徳運寺の火祭りで特徴的なのは、6本の神棒に支えられた高さ13メートル余りのやぐらですが、10月の下旬から、週に1回、二十日会のメンバーが材料の調達から仕上げまで8日間かけて全部で3基制作します。一般的な三九郎のやぐらと違ってだるまなどは飾らないのも特徴のひとつかと思います。

Q.苦労された点は?

神棒にあたる原木集めに苦心しました。神棒を立てる時には仲間の庭師から借りたクレーンを使います。神棒を立てたら横棒を渡し、萱、ヒノキの枝などで表面を覆い、内側は火が長く燃えるよう、竹、庭木の葉、そばがら、豆がら、わらなどを使って仕上げます。ちなみに会のメンバーの平均年令は53.8歳。後継者として、地区の若い方達にも一緒に二十日会の活動を続けてもらえたら嬉しいですね。

Q.最後に一言どうぞ

今までは子供の頃を懐かしみ、童心にかえって楽しみながら続けてきました。これからは伝承行事を守りつつ、子供たちに伝える方法を考えていきたいと思います。

【写真】「二十日会」のみなさん

市民記者:北原(妹)

取材記者一言コメント:

平成18年1月8日夜8時。巨大な3基のやぐらに、二十日会のメンバーが時間を置きながら順順に火を灯して行く。途中打上げ花火もあり、やぐらの豪快な炎と、真冬の夜空に輝く花火を、火を囲みながら皆が楽しんだ。長年松本に住みながら今まで知らなかった徳運寺の火祭り。この祭りの魅力をより多くの方に知ってもらい、歴史ある大切な行事がこれからも継承されて行く事を願っている。そして、突然の取材に快く答えて下さった二十日会の方々に、感謝。本当にありがとうございました!

おわり