松本民芸館「木と漆 ぬくもりの手仕事」平成28年12月20日(火)~平成29年4月23日(日)

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~~~フライヤーより~~~
正倉院の宝物に華麗な装飾の施された漆塗りの品物があるように、漆は古くから貴族文化、宗教文化とともに発展してきました。
明治以降、藩の庇護を失い新たな販路を求めていた産地と、普段使いできる漆器を求めた使い手の間で需要と供給の関係が成立し、ようやく漆器は庶民の日常生活において一般的になりました。
大正末期に民芸運動を唱導した柳宗悦は、豪華な金蒔絵とは別に、庶民の生活に交わった漆絵類に自由で活き活きとした美的価値を見出しました。
そして、柳を師と仰いで民芸の道に邁進した、松本民芸館の創館者である丸山太郎は、漆器における加飾法の一つである卵殻貼の技法を追求し、ついに柳から、「卵殻貼は日本で君一人の仕事である、だれにも見せて自慢の種にしています」というお褒めの言葉をもらい、たいへん恐縮したと、雑誌『民藝』(昭和56年10月号)に書いています。
日本民藝館では、丸山太郎が作った卵殻貼文鎮が現在でも使用されており、卵殻貼の額にはバーナード・リーチが描いた柳のデッサンが納められています。
やさしい手ざわりとほのかなぬくもり、そして太郎のまなざしを感じる木工・漆工品を松本民芸館でごゆっくりご覧ください。
                   ~~~以上~~~

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 丸山太郎の仕事道具も展示されていました。

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 菓子の木型の精密さには吸い込まれるようでした。普段見る機会のない道具ですが、和菓子の裏方の丁寧な仕事ぶりが感じられます。
(大阪民芸館では春季特別展「菓子木型の世界-美をかたどる-」が催されています。7月17日まで。)

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パッと見て「かわいい~」とか「すごい!」と思うものもありますが、じっくり観ることで「これはすごいな~」とじわじわと感じるものもたくさんあります。
写真では木や漆塗りの温かさが伝わらないのが残念です。
ご自分の眼で是非実際に観て感じていただきたいです。

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松本市立博物館分館 松本民芸館
松本市里山辺1313-1
TEL 0263-33-1569
休館日:毎週月曜日(休日の場合はその翌日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料:大人300円、中学生以下・70歳以上の松本市民は無料

  【市民記者:小林】


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